[動マ五(四)]

  1. 他人が自分よりすぐれている状態をうらやましく思って憎む。ねたましく思う。そねむ。「同僚昇進を—・む」

  1. 男女間のことで嫉妬 (しっと) する。やきもちをやく。

    1. 「妻—・める気色もなくて過ごしけり」〈十訓抄・八〉

  1. 腹を立てる。恨み嘆く。

    1. 「いと憂しと思へど、さらに言ひも—・まず」〈大和・一五八〉

[用法]ねたむ・[用法]そねむ——「先に昇進した同期生をねたむ(そねむ)」など、うらやみ憎む意では相通じて用いられる。◇「順調出世をそねみ、ねたまれる」のように重ねて使われることもある。また、「そねむ」の方が「ねたむ」に比べて、憎みうらむ気持ちが強い。

出典:青空文庫

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