《「汗衫」の字音「かんさん」の音変化》

  1. 衣類に汗がにじむのを防ぐために着た単 (ひとえ) の下着。あせとり。

    1. 山吹の絹の—よくさらされたる着たるが」〈宇治拾遺・一一〉

  1. 平安時代以降、後宮奉仕する童女が表着 (うわぎ) の上に着た正装用の服。脇が明き、裾を長く引く。この服装のとき、濃 (こき) の袴 (はかま) に表袴 (うえのはかま) を重ねてはく。

    1. 「—着たる人、いと若う清げなる、十余人ばかり物語して」〈落窪・二〉

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