あい‐しらい
《「あえしらい」の音変化》 1 応対すること。また、取り扱うこと。もてなし。「聟(むこ)入りして、しうとの—も常のごとく」〈虎明狂・折紙聟〉 2 程よい取り合わせ。「細やかなる—はなけれども」〈...
あい‐しら・う
[動ハ四]《「あえしらう」の音変化で、「あしらう」のもとの形》 1 応対する。「おほかたは、まことしく—・ひて」〈徒然・七三〉 2 適当に取り扱う。「あのやうなものを悪う—・へば、後にあたをする...
あおいろ‐すがた【青色姿】
青色の袍(ほう)を着た姿。「いみじき公達なれど、えしも着給はぬ綾織物を、心にまかせて着たる、—などめでたきなり」〈枕・八八〉
あお・つ【煽つ】
[動タ四] 1 あおいで風を起こす。「大うちはで—・ちのけるがごとくで」〈狂言記・粟田口〉 2 燃える気持ちをあおりたてる。そそのかす。「きやつは定業(ぢゃうごふ)が—・つ」〈虎明狂・鼻取相撲〉...
あき‐の‐ななくさ【秋の七草】
秋を代表する七つの草花。萩・尾花・葛(くず)・撫子(なでしこ)・女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・桔梗(ききょう)。《季 秋》→春の七草 [補説]万葉集の山上憶良の歌では、桔梗の代わりに...
意趣
1〔意図〕(an) intention2〔恨み〕a grudge, malice;〔悪意〕spite意趣を晴らすrevenge oneself on [upon] a person人に意趣を含む...
いしゅがえし【意趣返し[晴らし]】
revenge ⇒ふくしゅう(復讐),しかえし(仕返し)
犬
Ia dog;〔雌犬〕a bitch, a she-dog;〔猟犬〕a hound雑種の犬a mongrel犬の子a puppy;〔犬ころ〕a pup犬がほえているA dog is barkin...
送り迎え
社長には送り迎えの車がつくThe president is chauffeur-driven to and from work.バス停まで子供を送り迎えしているI take my childre...
返し
1⇒おかえし(お返し)2〔地震・風・波などの〕an aftershock返し技〔柔道などで〕a countermaneuver
つめたい【冷たい】
[共通する意味] ★物の温度が低く、触れると熱を奪われるように感じる。[英] chilly[使い方]〔冷たい〕(形)▽冷たい風が吹いてくる▽冷たい飲み物▽すでに冷たくなっていた(=死んでいた)〔...
ようものなら(うものなら)
[共通する意味] ★順接の仮定条件を強調的に表わす。[使い方]〔(よ)うものなら〕▽(1)父は厳しい人で、口答えしようもんなら、平手で打たれたものだ▽(2)あと一時間到着が遅れようものなら、千載...
ひんやり
[共通する意味] ★物の温度が低く、触れると熱を奪われるように感じる。[英] chilly[使い方]〔冷たい〕(形)▽冷たい風が吹いてくる▽冷たい飲み物▽すでに冷たくなっていた(=死んでいた)〔...
ひえびえ【冷え冷え】
[共通する意味] ★物の温度が低く、触れると熱を奪われるように感じる。[英] chilly[使い方]〔冷たい〕(形)▽冷たい風が吹いてくる▽冷たい飲み物▽すでに冷たくなっていた(=死んでいた)〔...
ものなら
[共通する意味] ★順接の仮定条件を強調的に表わす。[使い方]〔(よ)うものなら〕▽(1)父は厳しい人で、口答えしようもんなら、平手で打たれたものだ▽(2)あと一時間到着が遅れようものなら、千載...
いびちんたい【萎靡沈滞】
物事の働きや動きが衰え、活気や勢いがなくなってしまうこと。▽「萎靡」は、草木などがなえしぼむこと。「沈滞」は沈みとどこおること。いずれも活気がなくなるたとえ。「萎」は「委」とも書く。
きばほうぎゅう【帰馬放牛】
戦争が終わって平和になるたとえ。また、再び戦争をしないたとえ。戦争で使った馬や牛を野に帰し放つ意から。▽「馬うまを帰かえし牛うしを放はなつ」と訓読する。
しゅんかんりょうしょう【春寒料峭】
春になって寒さがぶり返し、肌寒く感じられるさま。▽「春寒」は春になってぶりかえした寒さ。「料」は肌をなで触れる意。「峭」は厳しい意。
しょうじゃひつめつ【生者必滅】
この世に生を受けた者は、必ず滅び死ぬものであるということ。人生の無常をいう。▽仏教語。「生者必滅、会者定離えしゃじょうりは世の習い」(『平家物語へいけものがたり』)のように、会者定離と対にして用いられることも多い。
ずいきかつごう【随喜渇仰】
心から喜んで仏道に帰依きえし、深く仏を信仰すること。また、深く物事に打ち込み熱中すること。▽「随喜」は心から喜び、ありがたく感じて仏に帰依すること。「渇仰」はのどが渇いて水を欲しがるように、仏道を深く信仰すること。
いがらし‐しんさい【五十嵐信斎】
室町後期の蒔絵師(まきえし)。五十嵐派の祖。将軍足利義政(あしかがよしまさ)に仕え、その作品は東山御物と称される蒔絵品に多いといわれる。生没年未詳。
いがらし‐どうほ【五十嵐道甫】
[?〜1678]江戸前期の蒔絵師(まきえし)。信斎の孫。前田利常(まえだとしつね)の招きで金沢に行き、加賀蒔絵の基礎を築いた。
いけにし‐ごんすい【池西言水】
[1650〜1722]江戸中期の俳人。奈良の人。本名は則好。松江重頼(まつえしげより)の門人。自撰句集に「初心もと柏」がある。「木枯(こがらし)の果(はて)はありけり海の音」の句によって、世に「...
おがわ‐はりつ【小川破笠】
[1663〜1747]江戸中期の蒔絵師(まきえし)。伊勢の人。江戸に移り、俳諧や土佐派の絵画もよくした。蒔絵に鉛・貝・陶片・牙角(がかく)・堆朱(ついしゅ)などをはめ込む破笠細工を創始。作品に「...
こいかわ‐はるまち【恋川春町】
[1744〜1789]江戸中期の黄表紙作者・狂歌師。駿河小島藩士。本名、倉橋格。狂号、酒上不埒(さけのうえのふらち)。筆名の恋川春町は、藩邸があった小石川春日町のもじり。「金々先生栄花夢」で黄表...