きば-ほうぎゅう【帰馬放牛】
戦争が終わって平和になるたとえ。また、再び戦争をしないたとえ。戦争で使った馬や牛を野に帰し放つ意から。▽「馬うまを帰かえし牛うしを放はなつ」と訓読する。
- 出典
- 『書経しょきょう』武成ぶせい
- 句例
- 帰馬放牛の願い
- 類語
- 偃武修文えんぶしゅうぶん 華山帰馬かざんきば 放馬南山ほうばなんざん
- 故事
- 中国周の武王が殷いんの紂王ちゅうおうを討ってのち、武力を用いず学問を重んじ、軍用の馬を華山(河南省)の南に帰し、牛を桃林(河南省)の野に放って再び用いないことを示した故事から。