いちげんこじ【一言居士】
何事にも、必ず何かひとこと言わなければ気のすまない人のこと。▽「居士」は、もとは出家した僧侶そうりょではなく、在家で仏教に帰依する男子の称。わが国では男子が死んだ後、戒名の下につける称号。ここでは「一言抉こじるこじつける」を人名になぞらえていったもの。「言」は「ごん」とも読む。
いちごんいっく【一言一句】
ちょっとしたことば。ほんのひとこと。ことばを大切にすることのたとえ。
いちごんはんく【一言半句】
ほんの少しの言葉。ちょっとした言葉。ひとこと。▽「言」は「げん」とも読む。
いちごんほうおん【一言芳恩】
ちょっと声をかけてもらったことを忘れずに感謝すること。また、一声を賜った恩に感じてその人を主人と仰ぐこと。▽「芳恩」は人から受けた親切や恩義の敬称。ご恩・おかげの意。「言」は「げん」とも読む。