いきじじょ【意気自如】
物事に驚き恐れたりせず、気持ちがふだんと変わらず平静なさま。▽「意気」は気持ち・心持ちの意。「自如」は平気で落ち着いたさま。
けいえいいちにょ【形影一如】
仲むつまじい夫婦のたとえ。また、心の善し悪しがその行動に表れるたとえ。からだとその影は常に離れず寄り添い、同じ動きをすることからいう。▽「形影」はからだとその影。互いに離れることがないことから、密接な関係のたとえ。「一如」は一体である、不可分である意。
しょうぶついちにょ【生仏一如】
仏語。迷いの衆生(しゅじょう)と悟りの仏とが、その本性においてはまったく同一であるということ。生仏一体。生仏不二。
しんじんいちにょ【身心一如】
仏教で、肉体と精神は一体のもので、分けることができず、一つのものの両面であるということ。▽「身心」はからだと心。「心身」とも書く。「一如」は真理はただ一つである意。「一」は不二、「如」は不異の意。異ならないこと。「心」は「しん」とも読む。
じゃしょういちにょ【邪正一如】
仏語。邪と正とはもとを正せば一つの心から出ていて、結局同一のものであるということ。善悪不二。
めいごいちにょ【迷悟一如】
迷いや悟りといったものに、囚らわれることはないという意。迷いも悟りも本来は同一のもので、たどりつくところは一つであるということ。▽仏教語。「一如」は一体であること。「如」は異ならないの意。
めんもくやくじょ【面目躍如】
世間の評価に値する活躍をしていて、生き生きとしているさま。また、名声・世間体などがよりよくなるさま。▽「面目」は世間に対する体面の意。「躍如」は生き生きとして勢いのよいさま。「目」は、「ぼく」とも読む。