あんしのぎょ【晏子之御】
他人の権威を笠にきて得意がり、自らの低い地位に満足している小人物のたとえ。
えんじゃくこうこく【燕雀鴻鵠】
大人物の志は小人物には理解しがたいということのたとえ。
こうこくのこころざし【鴻鵠之志】
大人物の志こころざし、遠大な志のこと。また、小人物には大人物の志は理解できないことのたとえ。
さんさんごご【三三五五】
あちらに三人、こちらに五人というように、人が行く、また、人がいるさま。また、物があちこちに散らばっているさま。ばらばらと、ちらほらと。
ちょうようぼぶん【朝蠅暮蚊】
小人物がはびこるたとえ。朝には蠅はえが集まり、暮れには蚊が集まる意から。▽「蠅」「蚊」ともに小人物のたとえ。
ゆうけんぐんばい【邑犬群吠】
小人しょうじんがこぞって集まり、人のうわさなどを盛んに言い合うことの形容。また、小人が多く賢人を非難するたとえ。村里にすむ犬が群がって吠ほえるという意から。▽「邑」は村里のこと。「群吠」は群がって吠える意。「吠」は「べい」とも読む。