けんがいさっしゅ【懸崖撒手】
勇気をふるい、思いきって何かをすることのたとえ。
けんがいろくば【懸崖勒馬】
危ういところではっと気づいて引き返すこと。特に、情欲に溺れて危うくなったとき、急に我に返ること。
けんがのべん【懸河之弁】
よどみなく、ほとばしるような弁舌のこと。
けんぐんばんり【懸軍万里】
軍隊が本隊を遠く離れて進軍すること。本隊と連絡のないまま奥に進んで行くこと。また、その軍隊。▽「懸」はかけ離れる、「万里」は遠くの意。
けんとうしこ【懸頭刺股】
苦労して勉学にはげむことのたとえ。また、眠気をこらえて勉強することのたとえ。
けんわんちょくひつ【懸腕直筆】
筆を垂直に持ち、腕や肘ひじを机から離してあげ、さらに肘を脇わきから離して字を書くこと。書道の運筆で腕が自由に動かせる構え方。▽「懸」はかかげる意。宙に浮かせること。「直筆」は筆を垂直に立てて書くこと。