せいせんばんせん【青銭万選】
青銅の銭は質がよいので、一万回選び取っても、他の粗悪な銭と取り間違えたりしないこと。転じて、何度受けても必ず科挙(昔の中国の官吏登用試験)の試験に合格できるほどのすばらしい文章のこと。
ちゅうさんしゃかい【鋳山煮海】
山の銅を採掘して銭を鋳、海水を煮て塩を造る意。山海の産物が豊富であること。また、多くの財貨をたくわえるたとえ。自然の資源を開発することに長たけているたとえにも用いる。▽「鋳山」は山の銅を採り、それを溶かして貨幣を造ること。「煮海」は海水を煮て塩を造る意。「山やまを鋳い、海うみを煮にる」と訓読する。「山」は「ざん」とも読む。
はくすいしんじん【白水真人】
中国の貨幣、銭の異称。また、後漢ごかん王朝が興るという予言となった語。