せんこばんかん【千呼万喚】
何度も何度も大声で呼びかけること。何度も促したり招いたりすること。また、繰り返し叫ぶこと。▽「千」「万」は数の多いことを示す。「呼」「喚」はともに大声で呼び叫ぶこと。
せんざいいしき【潜在意識】
心の奥底にあって、本人も気づかない意識のこと。自覚されないが、本人の行動や思考に影響を与える、秘められた意識。精神分析における「無意識」。
せんせいこうげき【先制攻撃】
敵が、戦いの準備などをしている間に、先手を取って攻撃をしかけること。向かってくる相手より先に攻めること。
せんぺんいちりつ【千篇一律】
作られた多くの文章や芸術作品などが、どれも同じ調子や体裁で変わりばえのしないこと。転じて、どのようなことでも機械的に一つのマニュアルに従って処理して、融通がきかないこと。また、平凡で何の特徴もないこと。▽「千篇」は数多くの詩文のこと。「一律」はすべて同じ調子で変化がないこと。「篇」は「編」とも書く。
そうかんかんけい【相関関係】
ある二つ以上の物事が、独立することなく、一方が変化すれば他方もそれにつれて変化したり、一方の影響を他方が受けるように、互いにかかわり合っているような関係。
そうぎょうしゅせい【創業守成】
事業を始めるのはたやすいことであるが、それを守り続けるのは難しいということ。本来は、中国で国を立てることと統治することをいう。
そうじょうのじん【宋襄之仁】
無益な哀れみをかけることのたとえ。また、おろかな情けのたとえ。不必要に情けをかけて、その結果、自分が痛い目に遭うこと。宋襄の思いやりの意から。▽「宋襄」は中国春秋時代の宋国の王襄公。「仁」は情け。
そうめいえいち【聡明叡知】
聖人のもつ四つの徳のこと。転じて、生まれつき才能があり、賢くて先々まで見通せること。物事に通暁していて、すぐれた才知があること。▽「聡」はすべてを聞き分けること。「明」はすべてを見分けること。「叡」はすべてに通ずること。「知」はすべてを知っていること。「知」は「智」とも書く。
そくいんのこころ【惻隠之心】
他人に対する憐れみの心。相手の身になって同情し、情けをかけること。
そくせんそっけつ【速戦即決】
戦いの際に、即座に敵の主力を撃破すること。戦闘を長期化させず、短い時間のうちに勝利をおさめようとすること。また、その戦法。転じて、短時間で物事の決着をつけたり仕事を処理したりすること。