しょうねつじごく【焦熱地獄】
焦げて燃え上がらんばかりに熱い場所のこと。悪事をはたらいた者が、地獄で投げ込まれる猛火の場所の意味。八大地獄の一つ。
しょうはくのじゅ【松柏之寿】
長生き。長寿を祝うことば。また、節度を守って変わらないこともいう。松や柏はくの木が、いつも緑の葉を保ち、樹齢が長いことから。
しょうはくのみさお【松柏之操】
志や主義を曲げずに信念を貫くこと。どんな困難にあっても、節操を変えずに守り通すこと。松や柏はく(コノテガシワ)は、冬の寒さにあっても、その美しい緑を変えずにいることから。
しょうびのきゅう【焦眉之急】
危険や急用が切迫している事態のこと、またその度合いを強調していう。眉まゆが焦げるほど火の勢いが迫ってきて危険であるという意味。緊急事態。
しょうふうはいぞく【傷風敗俗】
よい風俗を乱して、社会を害すること。▽「傷」は傷つけ損なう。「敗」はやぶり損なう。「風」「俗」は風俗・風紀の意。「風ふうを傷やぶり俗ぞくを敗やぶる」と訓読する。
しょうふうろうげつ【嘯風弄月】
風に吹かれて詩歌を口ずさみ、月を眺めること。自然の風景に親しみ、詩歌・風流を愛して楽しむことをいう。▽「嘯」はうそぶく。口をすぼめて声を長く引いて歌うこと。「弄月」は月を眺め賞すること。
しょうぶついちにょ【生仏一如】
仏語。迷いの衆生(しゅじょう)と悟りの仏とが、その本性においてはまったく同一であるということ。生仏一体。生仏不二。
しょうめつめつい【生滅滅已】
生と死が滅して、現世を超えること。仏道修行によって、生死ある世界を葬り去って、涅槃ねはんへと到達すること。
しょうようじざい【逍遥自在】
自由を満喫して、優雅に楽しむこと。また、世俗から逃れて、自由気ままに暮らすこと。
しょうようふはく【従容不迫】
ゆったりと落ち着いたようすで、少しもあわてないこと。