いちおくいっしん【一億一心】
日本国民全員が心を一つに合わせ、結束するということ。
いちじゅのかげ【一樹之陰】
見知らぬ人が一本の木の下で雨宿りするのも、前世からの因縁で、この世の人と人との出会いは、みなこのように前世からの因縁であるということ。
いちるせんきん【一縷千鈞】
一本の細い糸で、千鈞もの重量を吊るす意から、きわめて危険であることのたとえ。
いったいぶんしん【一体分身】
一つの物事をもとにして、そこから分かれ出たいくつかの物事。一つのものからいくつかに分かれること。また仏教で、諸仏菩薩しょぶつぼさつが衆生しゅじょうを救うために、さまざまに化身して出現すること。▽後者は「いったいふんじん」とも読む。
いってんいっかく【一点一画】
漢字の一つの点、一つの筆画。細かいところに気を配り、丁寧に文字を書くことをいう。
かんじょういにゅう【感情移入】
自然の風物や芸術作品に対して自分の感情を投射し、それと一体になること。一九世紀末にリップスらが提唱した美学における根本概念。転じて、一般に感情や思い入れなどを対象物に投影する意でも用いる。
こししゅきゅう【狐死首丘】
故郷を忘れないことのたとえ。また、物事の根本を忘れないことのたとえ。
さじょうのろうかく【砂上楼閣】
基本がしっかりしていないために、物事が長続きしないこと。また、実現不可能なこと。一見、すばらしく思えることでも、実は、あまり確かなことではないということ。
じがくじしゅう【自学自習】
先生につかずに、自分自身だけで、本を読み、物事を学んでいくこと。独学。
じことうかい【自己韜晦】
自分の本心や学識、地位などを隠して知られないようにすること。節操を知り、自分をひけらかさないこと。