いこくじょうちょ【異国情緒】
いかにも外国らしい風物がかもしだす、わが国のものとは異なる雰囲気や趣。エキゾチシズム。▽「情緒」は「じょうしょ」とも読み、その周囲をとりまく雰囲気や気分。また、ある場所や物に接したときに受ける、しみじみとした情趣や雰囲気。
おんこちしん【温故知新】
前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。古いものをたずね求めて新しい事柄を知る意から。▽「温」はたずね求める意。一説に、冷たいものをあたため直し味わう意とも。「故ふるきを温たずねて新あたらしきを知しる」または「故ふるきを温あたためて新あたらしきを知しる」と訓読する。
じゅくどくがんみ【熟読玩味】
文章をよく読み、じっくり考えて味わうこと。▽「玩味」はよく味わって食べる意で、物事の意義をよく考え味わうこと。「玩」は「含」とも書く。
ひきこもごも【悲喜交交】
悲しみと喜びを、代わる代わる味わうこと。また、悲しみと喜びが入り交じっていること。▽一般に「交交」は現在ではひらがなで表記することが多い。
もくうしっぷう【沐雨櫛風】
風雨にさらされ、辛苦を味わうこと。世の中の辛苦に苦労すること。
ゆうゆうかんえい【優游涵泳】
ゆったりとした心のままに、じっくりと学問や芸術を深く味わうこと。▽「優游」はゆったりしていること。伸び伸びとしてこせつかないこと。「涵泳」は水にひたり泳ぐ意で、ひたり味わうこと。「游」は「遊」とも書く。