いはつそうでん【衣鉢相伝】
教法や奥義を伝え継承すること。弟子が師の教えを受け継ぎ伝えること。今では広く先人の事業や業績を継ぐことにもいう。▽もと仏教語。「衣鉢」は三衣さんねと一鉢で、「衣」は袈裟けさ、「鉢」は托鉢たくはつのとき施し物を受ける鉢のこと。師から教えを受けるとき、この法具を用いることから、転じて奥義、師から伝えられた教えの意。「相伝」は受け伝えること。「衣鉢」は「いはち」「えはつ」とも読む。
えいすいふきゅう【永垂不朽】
名声や業績などが末長く伝えられ、決して滅びないこと。▽「垂」はたれる意から、後世に示し伝えること。「不朽」は名声や業績が朽ち果てない、後世まで伝わり残る意。
こうとくけんりゅう【功徳兼隆】
成し遂げた功績と身に備わっている人徳とがともに盛大なこと。
こうはがてつ【侯覇臥轍】
立派な業績をあげた人の留任を要望して引き止めることのたとえ。
こけつこし【虎穴虎子】
多少の危険を冒さなければ、大きな成果や業績は得られないということ。
ひゃっかりょうらん【百花繚乱】
いろいろの花が咲き乱れること。転じて、秀でた人物が多く出て、すぐれた立派な業績が一時期にたくさん現れること。▽「百花」は種々の多くの花、いろいろな花の意。「繚乱」は花などがたくさん咲き乱れている様子。いろいろな花が、はなやかに美しく咲き乱れることから。
めんもくやくじょ【面目躍如】
世間の評価に値する活躍をしていて、生き生きとしているさま。また、名声・世間体などがよりよくなるさま。▽「面目」は世間に対する体面の意。「躍如」は生き生きとして勢いのよいさま。「目」は、「ぼく」とも読む。