けいみょうしゃだつ【軽妙洒脱】
軽やかでしゃれていること。俗っぽくなく、さわやかで洗練されて巧みなこと。また、そのさま。▽「軽妙」は軽やかでたくみなさま。「洒脱」は俗気がなくさわやかなさま。さっぱりしていてこだわらないさま。
げいしょううい【霓裳羽衣】
薄絹などで作った、女性の美しくて軽やかな衣装のこと。また、舞曲の名。もと西域から伝来したものという。一説に唐の玄宗が仙人と月宮に遊び、仙女の舞を見たが、玄宗はその音調を覚えて帰り、楽士にそのとおり作らせたのがこの楽曲という。楊貴妃ようきひはこの舞を得意としたとされる。▽「霓裳」は虹にじのように美しいもすそ(スカート)の意。「霓」は虹。「羽衣」は鳥の羽で作った軽い衣。天あまのはごろも。天人や仙人が着て空を飛ぶという。
ふせいせっきょう【浮声切響】
軽い音声と重々しい響き。声・響き・リズムの軽重や高下をいう。また、古い漢語の平声ひょうしょうと仄声そくせいのこと。▽「浮声」は軽やかに浮き上がった声。「切響」は重々しくつまった声調。また、鋭く厳しい響きをいう。