[動ワ五(ハ四)]上代は「まとう」》
  1. どうしたらよいか判断に苦しむ。

    1. 「さて何と言ったものやら、有繋 (さすが) に—・ったのである」〈紅葉多情多恨

  1. 道や方向がわからなくなる。まよう。「知らない街角で—・う」

  1. 悪いことに心が奪われる。「誘惑に—・う」

  1. うろたえる。あわてる。

    1. 「格子上げらるる音を聞きて、いかならむと驚き—・ひて」〈落窪・一〉

  1. 動詞の連用形に付いて)ひどく…する。「思い—・う」「踏み—・う」

    1. 「いかに思ほし—・ふらむ」〈落窪・一〉

出典:青空文庫

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