イタリア北東部、ベネト州の都市。バッキリオーネ川沿いに位置し、運河が多い。交通の要地であるほか、機械、金属、化学などの工業が盛ん。古代ローマ時代より栄え、13世紀に自治都市となり、以降、ベネチア、オーストリアの支配を受けてイタリアに統合された。ボローニャ大学に次ぐ歴史をもつ、13世紀創設のパドバ大学には、世界遺産に登録された世界最古の植物園オルトボタニコがある。また、聖アントニオを祭る13世紀創建のサンタントニオ聖堂、ジョットの壁画で知られるスクロベーニ礼拝堂をはじめ、中世からルネサンス期にかけての歴史的建造物が数多く残っている。