1. 虫が食うこと。また、そのあと。「—の古本」「—の葉」

  1. 陶磁器の縁に表れた釉 (うわぐすり) の小さな剝落 (はくらく) のあと。虫が食ったあとに似る。釉が素地 (きじ) によく付着していないとできる。中国明代末期の古染め付けに多くみられ、茶人が賞玩 (しょうがん) した。

  1. スズメ目ムシクイ科ムシクイ属の鳥の総称。日本ではセンダイムシクイメボソムシクイ・エゾムシクイ・イイジマムシクイが繁殖羽色はいずれも暗緑色で白い眉斑があり、似ているが、さえずりが異なる。林にすみ昆虫やクモを主食とする。

  1. 老いた鶯 (うぐいす) のこと。

    1. 「夏、秋の末まで老い声に鳴きて、—など、ようもあらぬ者は」〈・四一〉

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

検索ランキング

2023年11月