まや【摩耶】
《(梵)Māyā》釈迦牟尼(しゃかむに)の生母。カピラ城主浄飯(じょうぼん)王の妃。出産のため実家に帰る途中藍毘尼園(らんびにおん)で釈迦を生み、7日後に没したという。死後、忉利天(とうりてん)...
マラルメ【Stéphane Mallarmé】
[1842〜1898]フランスの詩人。象徴派の代表者。ポー・ボードレールの影響を受け、独自の手法により純粋詩を追求。詩「エロディアード」「半獣神の午後」「骰子一擲(とうしいってき)」など。
みなもと‐の‐つねのぶ【源経信】
[1016〜1097]平安後期の公卿・歌人。俊頼の父。桂大納言・帥(そち)大納言とよばれる。博識多芸で、詩歌・管弦に長じ、藤原公任(きんとう)と並んで三舟(さんしゅう)の才と称された。家集「大納...
みなもと‐の‐よりいえ【源頼家】
[1182〜1204]鎌倉幕府第2代将軍。頼朝の長男。母は北条政子。父の死後家督を継ぎ、征夷大将軍となった。北条氏の合議制による将軍権能の制限を嫌い、これを討とうとしたが失敗、伊豆の修禅寺に幽閉...
もとや‐ゆきこ【本谷有希子】
[1979〜 ]劇作家・小説家。石川の生まれ。「遭難、」で鶴屋南北戯曲賞を当時の最年少記録で受賞。「幸せ最高ありがとうマジで!」で岸田国士戯曲賞受賞。小説「異類婚姻譚」で芥川賞受賞。他に「ぬるい...
もり‐かいなん【森槐南】
[1863〜1911]漢詩人。愛知の生まれ。春濤(しゅんとう)の子。本名、公泰。字(あざな)は大来(たいらい)。明治漢詩壇の第一人者といわれた。著「唐詩選評釈」「古詩平仄(ひょうそく)論」「槐南集」。
もりなが‐しんのう【護良親王】
[1308〜1335]後醍醐天皇の第1皇子。名は「もりよし」とも。落飾して天台座主(ざす)となり、尊雲と号す。元弘の変に僧兵を率いて活躍、還俗して護良と改め、建武新政府では征夷大将軍となったが、...
やえざき‐けんぎょう【八重崎検校】
[1776?〜1848]江戸後期の箏曲(そうきょく)演奏家・作曲家。京都で活躍。松浦・菊岡両検校や石川勾当(いしかわこうとう)の作曲した地歌に、三味線とは異なる旋律を箏で加えて合奏曲とするなど、...
やなぎさわ‐きえん【柳沢淇園】
[1704〜1758]江戸中期の文人・画家。字(あざな)は公美(こうび)。柳里恭(りゅうりきょう)ともよばれる。大和郡山藩の重臣。儒仏・医学・書画など16芸に通じたといわれる。特に絵画は精緻(せ...
よしおか‐おさむ【吉岡治】
[1934〜2010]作詞家。山口の生まれ。サトウ・ハチローに師事。代表作は歌謡曲「真赤な太陽」「さざんかの宿」「天城越え」、童謡「あわてんぼうのサンタクロース」など。紫綬褒章受章。