やまぐち‐そどう【山口素堂】
[1642〜1716]江戸前・中期の俳人。甲斐の人。名は信章。別号、其日庵・素仙堂など。江戸や京都で漢学・和歌・書道・俳諧・茶道・能楽などを学ぶ。のち、江戸で芭蕉と親交を結び、蕉風の成立に貢献し...
やまぐち‐たけお【山口長男】
[1902〜1983]画家。朝鮮の生まれ。東京美術学校卒。武蔵野美大教授。フランスで佐伯祐三、ザッキンらと交流。二科展に抽象絵画を出品、簡潔な色彩と重厚な質感の絵肌で知られる。芸術選奨受賞。代表...
やまぐち‐ひとみ【山口瞳】
[1926〜1995]小説家・エッセイスト。東京の生まれ。編集者、コピーライターとして活躍した後、本格的な執筆活動に入る。週刊誌に31年間、コラム「男性自身」を連載し、都会人の洗練されたタッチで...
やまぐち‐まさお【山口昌男】
[1931〜2013]文化人類学者。北海道の生まれ。構造主義や記号論を日本に紹介。「中心と周縁」「トリックスター」などの文化理論は、日本の思想界に大きな影響を与えた。「『敗者』の精神史」で大仏次...
やまぐち‐ようこ【山口洋子】
[1937〜2014]作詞家・小説家。愛知の生まれ。クラブを経営するかたわら歌謡曲の作詞を手がけ、演歌を中心に多くのヒット曲を生み出す。小説では、女性の生き方に鋭く切り込んだ巧妙な作風で知られる...
やまぐち‐よしこ【山口淑子】
[1920〜2014]映画女優。中国、奉天(現瀋陽(しんよう))の生まれ。本姓は大鷹。昭和13年(1938)中国人女優として李香蘭(りこうらん)の名でデビュー。歌謡曲「夜来香(イエライシャン)」...
やまさき‐とよこ【山崎豊子】
[1924〜2013]小説家。大阪の生まれ。本姓、杉本。大阪を舞台にした小説で執筆活動をスタートし、「花のれん」で直木賞受賞。その後は綿密な取材に基づく社会派の問題作を数多く手がけ、人気作家とな...
やまざき‐あんさい【山崎闇斎】
[1619〜1682]江戸前期の儒学者・神道家。京都の人。名は嘉。別号、垂加(しでます)。禅僧となったが朱子学を学んで還俗し、江戸・京都で教授、門下6000人といわれた。のち、吉川惟足(きっかわ...
やまざき‐たかし【山崎貴】
[1964〜 ]映画監督・脚本家・VFX制作者。長野の生まれ。監督・脚本・VFX制作を務めた「ALWAYS(オールウェイズ) 三丁目の夕日」で、日本アカデミー賞など多くの賞を受賞。特殊効果を用い...
やまざき‐なおまさ【山崎直方】
[1870〜1929]地理学者。高知の生まれ。東大に地理学科を創設、また日本地理学会を組織。日本アルプス立山にカールを発見するなど多くの業績があり、日本での氷河の存在についても論争。佐藤伝蔵との...