とよざわ‐だんぺい【豊沢団平】
［1828〜1898］義太夫節の三味線方。2世。播磨(はりま)の人。本名。加古仁兵衛。豊沢広助に師事。名人といわれ、明治期義太夫節の代表的太夫を育てた。「壺坂霊験記」などを作曲。
とよとみ‐ひでよし【豊臣秀吉】
［1536〜1598］安土桃山時代の武将。尾張の人。幼名、日吉丸。初名、木下藤吉郎。織田信長に仕え、戦功をたて、羽柴秀吉と名のった。信長の死後、明智光秀・柴田勝家を討ち、ついで四国・九州・関東・...
とりい‐きよのぶ【鳥居清信】
［1664〜1729］江戸中期の浮世絵師。初世。大坂の人。俗称、庄兵衛。鳥居派の祖。父清元とともに江戸に移る。瓢箪足(ひょうたんあし)や蚯蚓描(みみずが)きとよばれる躍動的な描法を創始して豪快な...
なかじま‐らも【中島らも】
［1952〜2004］小説家・劇作家。兵庫の生まれ。本名、裕之(ゆうし)。印刷会社・広告代理店勤務を経て、テレビ番組の構成やラジオのディスクジョキーなど広範囲に活躍。はじめエッセーで認められる。...
なかむら‐はくよう【中村白葉】
［1890〜1974］ロシア文学者。兵庫の生まれ。本名、長三郎。東京外語学校卒。在学中に「露西亜文学」を創刊。ドストエフスキーの「罪と罰」を初めて原典から翻訳したほか、チェーホフやトルストイなど...
なかやま‐ただみつ【中山忠光】
［1845〜1864］幕末の尊攘派公家。天誅組(てんちゅうぐみ)の大和五条挙兵に参加、その首領となったが、事破れて長州に逃れ、暗殺された。
なんじょう‐のりお【南条範夫】
［1908〜2004］小説家。東京の生まれ。本名、古賀英正。武士の世の非情さを描いた時代小説で「残酷もの」ブームを巻き起こす。「灯台鬼」で直木賞受賞。他に「細香(さいこう)日記」「月影兵庫」シリ...
にしかわ‐こうじろう【西川光二郎】
［1876〜1940］社会主義者。兵庫の生まれ。片山潜に協力して「労働世界」を発行。また、社会民主党結成に加わり、幸徳秋水らの平民社に参加。大逆事件後は転向し、精神修養家となる。
にった‐よしさだ【新田義貞】
［1301〜1338］鎌倉末期・南北朝時代の武将。上野の人。元弘3＝正慶2年（1333）鎌倉幕府を滅ぼし、建武政権から重用されたが、のち、足利尊氏と対立。兵庫で楠木正成(くすのきまさしげ)ととも...
のじま‐やすぞう【野島康三】
［1889〜1964］写真家。埼玉の生まれ。昭和7年（1932）木村伊兵衛らと写真雑誌「光画」を創刊。新興写真運動を展開し、優れたヌード・肖像作品を残した。
