ふじわら‐の‐ためいえ【藤原為家】
[1198〜1275]鎌倉前・中期の歌人。定家の長男。別称、中院禅師など。法名、融覚。父の歌風を継ぎ、御子左家(みこひだりけ)を確立。阿仏尼はその後妻。「続後撰集」「続古今集」を撰進。歌論書「詠...
ふるな【富楼那】
《(梵)Pūrṇamaitrāyaṇīputraの音写「富楼那弥多羅尼子」の略》釈迦(しゃか)十大弟子の一人。教えを弁舌さわやかに説くことにすぐれ、弟子の中で説法第一と称された。
ほうじょう‐まさこ【北条政子】
[1157〜1225]源頼朝の正室。頼家・実朝の母。時政の長女。頼朝の死後尼となり、初め頼家、のち実朝を将軍としてその後見となった。実朝暗殺後は京都から九条頼経を4代将軍に迎え、執権政治を確立...
ほくりん‐ぜんに【北林禅尼】
阿仏尼(あぶつに)の別名。
まや【摩耶】
《(梵)Māyā》釈迦牟尼(しゃかむに)の生母。カピラ城主浄飯(じょうぼん)王の妃。出産のため実家に帰る途中藍毘尼園(らんびにおん)で釈迦を生み、7日後に没したという。死後、忉利天(とうりてん)...
みやざき‐さんまい【宮崎三昧】
[1859〜1919]小説家。江戸の生まれ。本名、璋蔵。新聞記者のかたわら、歴史小説を発表。作「嵯峨の尼物語」「桂姫」「塙団右衛門」など。
むに【牟尼】
《(梵)muniの音写。賢者・聖者の意。寂黙と訳す》 インドで、山林にあって沈黙の行をする人の称。 釈迦(しゃか)の尊称。釈迦牟尼。
もうり‐もとなり【毛利元就】
[1497〜1571]戦国時代の武将。陶晴賢(すえはるかた)・大内義長・尼子義久らを滅ぼし、山陰・山陽10か国を領有する戦国大名となった。隆元・元春・隆景の三子に与えた一族団結を説く教訓は、三本...
りょうかん【良寛】
[1758〜1831]江戸後期の曹洞宗の僧・歌人。越後の人。号、大愚。俗名、山本栄蔵。備中(びっちゅう)円通寺の国仙和尚に師事。のち、諸国を行脚し、生涯寺を持たず、故郷の国上山(くがみやま)の五...
れいぜい‐ためすけ【冷泉為相】
[1263〜1328]鎌倉後期の歌人。藤原為家の子。母は阿仏尼。冷泉家の祖。鎌倉連歌の発展に尽力。家集に「権中納言為相卿集(藤谷集)」がある。藤原為相。