つちだ‐ばくせん【土田麦僊】
[1887〜1936]日本画家。新潟の生まれ。本名、金二。杏村(きょうそん)の兄。京都に出て竹内栖鳳(たけうちせいほう)に師事。大正7年(1918)国画創作協会を同志と結成。西洋近代絵画の影響と...
てつげん‐どうこう【鉄眼道光】
[1630〜1682]江戸前期の黄檗(おうばく)宗の僧。肥後の人。隠元および木庵に師事。大蔵経の開版を計画し、約10年かかって完成、黄檗版や鉄眼版とよばれる。また多くの寺を開山・中興し、飢饉(き...
テニールス【David Teniers】
[1582〜1649]フランドルの画家。の父。ルーベンスに師事。風景画・歴史画を多く描いた。 [1610〜1690]フランドルの画家。宮廷画家兼絵画館長となり、ブリュッセルに定住。諧謔(か...
ときわず‐もじたゆう【常磐津文字太夫】
[1709〜1781]初世。常磐津節の創始者。京都の人。俗称、駿河屋文右衛門。初世宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじょう)に師事、宮古路文字太夫と名のって江戸で豊後節の再興に努めたが、延享4年(1...
とくがわ‐みつくに【徳川光圀】
[1628〜1701]江戸前期の水戸藩主。頼房の三男。諡号(しごう)、義公。彰考館を設立して「大日本史」の編纂(へんさん)を始め、社寺の改革、勧農政策を推進した。中納言となり、その唐名黄門(こう...
トリチェリ【Evangelista Torricelli】
[1608〜1647]イタリアの物理学者・数学者。ガリレイに師事し、地球の回転を研究。のち、「トリチェリの真空」をつくり出し、液体の流出速度に関する定理を発見した。
ないとう‐じょうそう【内藤丈草】
[1662〜1704]江戸前期の俳人。蕉門十哲の一人。通称、林右衛門。別号、懶窩(らんか)・仏幻庵など。尾張犬山藩士。出家して京にのぼり、芭蕉に師事。句風は軽妙洒脱。著「寝ころび草」など。
なかがわ‐おつゆう【中川乙由】
[1675〜1739]江戸中期の俳人。伊勢の人。通称、喜右衛門。別号、麦林舎・梅我。岩田涼菟(いわたりょうと)に師事。伊勢派の中心人物。平俗軽妙な作風で知られた。編著「麦林集」「伊勢新百韻」など。
なかざわ‐どうに【中沢道二】
[1725〜1803]江戸中期の心学者。京都の人。名は義道。通称、亀屋久兵衛。手島堵庵(てじまとあん)に師事。江戸に参前舎を開き、心学の布教につとめた。著「道二翁道話」など。
ながい‐かふう【永井荷風】
[1879〜1959]小説家。東京の生まれ。本名、壮吉。広津柳浪に師事、ゾラの影響を受けて「地獄の花」を発表。アメリカ・フランス遊学後、「あめりか物語」「ふらんす物語」や「すみだ川」などを執筆、...