きょう‐まちこ【京マチ子】
[1924〜2019]女優。大阪の生まれ。本名、矢野元子(やのもとこ)。「羅生門」「雨月物語」「地獄門」などの出演作が相次いで国際的な映画賞を受賞。後年は舞台やテレビドラマでも活躍した。
くにかね【国包】
[1592〜1665]江戸初期の刀工。仙台の人。山城大掾(やましろのだいじょう)を受領し、後年は用恵と号した。
くめ‐あい【久米愛】
[1911〜1976]弁護士。大阪の生まれ。昭和15年(1940)三淵嘉子らとともに女性初の弁護士となる。昭和25年(1950)には日本婦人法律家協会を設立し、会長に就任。後年は日本政府の代表と...
くろいわ‐じゅうご【黒岩重吾】
[1924〜2003]小説家。大阪の生まれ。社会派の推理小説の第一人者として活躍し、後年は日本古代史を題材とした歴史小説の新分野を切り開いた。「背徳のメス」で直木賞受賞。他に「休日の断崖」「天の...
げんじょう【玄奘】
[602〜664]中国、唐代の僧。法相宗の開祖。陳留(河南省)の人。仏教の真義を究めるため、627年(または629年)長安を出発、西域を経てインドに入り、那爛陀(ならんだ)寺の戒賢らに学び、イン...
こじま‐まさじろう【小島政二郎】
[1894〜1994]小説家・随筆家。東京の生まれ。小説「一枚看板」で地位を築き、後年は新聞や大衆雑誌に連載した通俗的な小説で人気を獲得。旧知の作家を回想した作品でも知られる。作「わが古典鑑賞」...
せがわ‐やすお【瀬川康男】
[1932〜2010]絵本画家・絵本作家・版画家。愛知の生まれ。本姓、鈴木。松谷みよ子が文を書いた「きつねのよめいり」の挿絵で絵本画家としてデビュー。他の作品に「いないいないばあ」「絵巻平家物語...
その‐まさぞう【園正造】
[1886〜1969]数学者。京都の生まれ。京大教授。群論の研究に始まり、論文「合同について」「イデアルの分解について」を発表。後年、「市場均衡の安定条件」などを発表し経済学にも寄与。
ゾラ【Émile Zola】
[1840〜1902]フランスの小説家。「実験小説論」を著し、自然主義文学の方法を唱道。その実践として「居酒屋」「ナナ」「大地」などの作品を含む「ルーゴン‐マッカール叢書」20巻を発表した。後年...
たかはし‐の‐むしまろ【高橋虫麻呂】
奈良前期の歌人。天平(729〜749)の初め、朝廷に仕え、後年は地方官として常陸(ひたち)国に赴任。伝説を題材にした長歌・短歌が万葉集に残る。家集「高橋虫麻呂歌集」。生没年未詳。