ごさい‐てんのう【後西天皇】
[1638〜1685]第111代天皇。在位1655〜1663。後水尾天皇の第7皇子。名は良仁(ながひと)。初め高松宮を継いだが、後光明天皇に皇嗣がなかったために即位。和歌にすぐれ、歌集「水日集」...
ごとう‐きいち【後藤紀一】
[1915〜1990]小説家・日本画家。山形の生まれ。京都で友禅の図案を学び、山形に工房を開く。日本画で日展入選。「少年の橋」で芥川賞受賞。他に「村の陽だまり」など。
ごとう‐こんざん【後藤艮山】
[1659〜1733]江戸中期の医師。江戸の人。名は達。別号は養庵。父の郷里の京都に帰って開業。多くの門人を育て、古医方の祖とされる。当時の医師の常識を破り、僧形をせずに平服をつけた。
ごとう‐しざん【後藤芝山】
[1721〜1782]江戸中期の儒学者。讃岐(さぬき)の人。名は世鈞。高松藩主の侍講となり、藩校の講道館を設立。四書五経に施した訓点は、後藤点として知られる。著「元明史略」など。
ごとう‐しょうじろう【後藤象二郎】
[1838〜1897]政治家。土佐の人。公武合体・大政奉還運動に活躍。明治維新後は新政府に仕えたが、征韓論に敗れて下野。板垣退助らとともに愛国公党を組織し、民撰議院設立建白書の提出に参画。のち、...
ごとう‐しんぺい【後藤新平】
[1857〜1929]政治家。岩手の生まれ。満鉄初代総裁となり、植民地経営に活躍。逓信・内務・外務各大臣、東京市長などを歴任。また、関東大震災直後の東京の復興と、日ソ国交回復に尽力した。
ごとう‐ちゅうがい【後藤宙外】
[1867〜1938]小説家・評論家。秋田の生まれ。本名、寅之助。「新小説」を編集し、反自然主義の立場に立つ。小説「ありのすさび」「闇のうつつ」、回想録「明治文壇回顧録」など。
ごとう‐またべえ【後藤又兵衛】
[?〜1615]安土桃山・江戸初期の武将。播磨(はりま)の人。名は基次。黒田孝高・長政に仕え、豊臣秀吉の九州出兵、文禄の役・慶長の役、関ヶ原の戦いに功をあげたが、のち、長政に疎んぜられて黒田家を...
ごとう‐めいせい【後藤明生】
[1932〜1999]小説家。朝鮮の生まれ。本名、明正(あきまさ)。出版社勤務のかたわら作品を発表。「内向の世代」の作家の一人。「首塚の上のアドバルーン」で芸術選奨受賞。他に「夢かたり」「吉野大...
ごとう‐ゆうじょう【後藤祐乗】
[1440〜1512]室町後期の装剣金工家。美濃の人。名は正奥。通称、四郎兵衛。足利義政に仕え、入道して祐乗と号した。目貫(めぬき)・小柄(こづか)・笄(こうがい)の三所物(みところもの)の意匠...