トルストイ
《Lev Nikolaevich Tolstoy》[1828〜1910]ロシアの小説家・思想家。人間の良心とキリスト教的愛を背景に、人道主義的文学を樹立。晩年、放浪の旅に出て、病死。小説「戦争...
なかがわ‐おつゆう【中川乙由】
[1675〜1739]江戸中期の俳人。伊勢の人。通称、喜右衛門。別号、麦林舎・梅我。岩田涼菟(いわたりょうと)に師事。伊勢派の中心人物。平俗軽妙な作風で知られた。編著「麦林集」「伊勢新百韻」など。
なかつか‐いっぺきろう【中塚一碧楼】
[1887〜1946]俳人。岡山の生まれ。本名、直三。河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)の新傾向俳句の中心作家。「海紅」創刊に加わり、のち主宰。句集「はかぐら」「多摩川」など。
ながい‐かふう【永井荷風】
[1879〜1959]小説家。東京の生まれ。本名、壮吉。広津柳浪に師事、ゾラの影響を受けて「地獄の花」を発表。アメリカ・フランス遊学後、「あめりか物語」「ふらんす物語」や「すみだ川」などを執筆、...
ながた‐てつざん【永田鉄山】
[1884〜1935]陸軍軍人。長野の生まれ。第一次大戦後、国家総力戦体制を推進。統制派の中心人物。軍務局長のとき皇道派の相沢三郎中佐に斬殺された。→相沢事件
のさか‐あきゆき【野坂昭如】
[1930〜2015]小説家。神奈川の生まれ。コント作家、CMソング作詞家を経て本格的執筆活動に入る。自らを「焼け跡闇市派」と呼び、戯作風の饒舌体(じょうぜつたい)で戦争の悲惨さや人間の内面を描...
はん‐しょ【范雎】
中国、戦国時代の秦の宰相。初め魏に仕えたが、異心があると疑われて秦に逃れ、昭襄王に仕えて、遠交近攻の策を献じた。生没年未詳。
バーク【Edmund Burke】
[1729〜1797]英国の政治家・思想家。ホイッグ党員。米国独立問題・アイルランド問題などで、英国の政治的良心を代弁。フランス革命の際は伝統と秩序の維持を主張し、近代保守主義の先駆となった。著...
ひがしの‐けいご【東野圭吾】
[1958〜 ]小説家。大阪の生まれ。エンジニアの経験を生かして、理科系の専門知識を駆使した異色のミステリーを次々に発表し、若年層を中心に多くの読者を得る。その後、社会派小説やスポーツものも執筆...
ひろつ‐りゅうろう【広津柳浪】
[1861〜1928]小説家。長崎の生まれ。本名、直人。別号、蒼々園。硯友社(けんゆうしゃ)に入り、深刻小説と称される作品を発表。作「変目伝(へめでん)」「黒蜥蜴(くろとかげ)」「今戸心中」など。