いなむら‐さんぱく【稲村三伯】
[1758〜1811]江戸後期の蘭学者。鳥取藩医。因幡(いなば)の人。大槻玄沢(おおつきげんたく)に師事し、蘭日対訳辞書「波留麻和解(ハルマわげ)」(江戸ハルマ)を編纂(へんさん)。のち、海上随...
エゼキエル【Ezekiel】
[?〜前571ころ]イスラエルの預言者。ユダヤの民の堕落を指摘して、エルサレムの陥落を預言。陥落後はイスラエルの救済と新生を説いて同胞を激励した。その預言を集めたものが、旧約聖書の「エゼキエル書...
エラスムス【Desiderius Erasmus】
[1466ころ〜1536]オランダの人文学者。人文主義的立場から宗教改革の精神に同調したが、ルターの教皇・教会批判には反対した。ギリシャ語新約聖書の印刷校訂本を初めて出版。著「愚神礼讃」「自由意...
おう‐けんし【王献之】
[344〜388]中国、東晋の書家。字(あざな)は子敬。王羲之(おうぎし)の第7子。行・草書の大家で、父とともに二王と称される。楷書の 「洛神賦十三行(らくしんふじゅうさんぎょう)」、行草の「地...
おう‐しゅく【王粛】
[195〜256]中国、三国時代の魏(ぎ)の学者。東海(山東省)の人。字(あざな)は子雍(しよう)。当時流行していた鄭玄(ていげん)の学問を批判して「聖証論」を著し、「尚書」「毛詩」「三礼」「左...
おうじん‐てんのう【応神天皇】
記紀で、第15代の天皇。仲哀天皇の第4皇子。名は誉田別(ほんたわけ)。母は神功皇后とされる。この時期に大和朝廷の勢力が内外に飛躍的に発展したとされ、「宋書」の倭の五王の一人、讃をこの天皇とする説...
おう‐たく【王鐸】
[1592〜1652]中国、明(みん)末清(しん)初の書家・画家。字(あざな)は覚斯(かくし)。明・清の2朝に仕えた。自由奔放で感情に富んだ書と、簡素で平明な山水画で知られる。
おう‐ねんそん【王念孫】
[1744〜1832]中国、清代の考証学者。高郵(こうゆう)(江蘇省)の人。字(あざな)は懐祖。音韻訓詁(くんこ)の学にすぐれ、古典の実証的解釈学に新生面を開いた。著「広雅疏証」「読書雑志」など。
おうよう‐しゅう【欧陽脩】
[1007〜1072]中国、北宋の文学者・政治家。廬陵(ろりょう)(江西省)の人。字(あざな)は永叔。号は酔翁・六一居士。仁宗・英宗・神宗に仕えたが、王安石の新法に反対して引退。北宋随一の名文家...
オーウェル【George Orwell】
[1903〜1950]英国の小説家・評論家。本名、エリック=アーサー=ブレア(Eric Arthur Blair)。スペイン内乱に共和国義勇軍として参加。全体主義を風刺・批判した作品を書いた。作...