そが‐ちょくあん【曽我直庵】
安土桃山時代の画家。経歴は不明であるが、堺で蛇足6世を名のって活躍。粗豪な筆致で、漢画の手法を取り入れた花鳥画を多く描いた。生没年未詳。
そ‐しん【蘇秦】
中国、戦国時代の縦横家。洛陽(らくよう)(河南省)の人。字(あざな)は季子。鬼谷子に学び、遊説家として活躍。秦に対抗して燕(えん)・趙(ちょう)・韓・魏・斉・楚(そ)に合従(がっしょう)策を説い...
そせい【素性】
平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。俗名、良岑玄利(よしみねのはるとし)。遍昭の子。左近将監、のち出家し、権律師(ごんのりっし)となる。歌は古今集・後撰集にある。家集「素性集」。良因朝臣(よしより...
そね‐の‐よしただ【曽禰好忠】
平安中期の歌人。丹後掾(たんごのじょう)であったところから、曽丹後・曽丹といわれた。当時の貴族歌壇から排斥された自由清新な歌風は、後世になって評価された。家集に「曽丹集」がある。生没年未詳。
そのはち【薗八】
江戸中期の浄瑠璃太夫。薗八節の祖。宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじょう)の門弟で、享保年間(1716〜1736)に京都で一流を始め、門下に2世薗八・春富士正伝の逸材を生んだ。宮古路薗八。生没年...
ソロモン【Solomon】
イスラエル王国第3代の王。在位、前961ころ〜前922ころ。ダビデ王の子。通商を振興して経済を発展させ、エルサレムに神殿や宮殿を建設、いわゆる「ソロモンの栄華」を現出したが、国民は重税に苦しみ、...
そろり‐しんざえもん【曽呂利新左衛門】
豊臣秀吉の臣。堺の人。鞘師(さやし)を業とし、鞘に刀がよく合ったので、「そろり」の異名がついたという。頓知(とんち)に富み、和歌・茶事・狂歌にもすぐれたというが、実在を疑う説もある。生没年未詳。
そん‐し【孫子】
孫武または孫臏(そんぴん)の敬称。 中国、戦国時代の兵法書。1巻13編。呉の孫武の著といわれる。成立年代未詳。始計・作戦・軍形・兵勢などに分け兵法を論じる。「呉子」とともに孫呉と並称される。...
ぞうあみ【増阿弥】
室町前期の田楽師。新座に所属し、世阿弥と張り合った名手。生没年未詳。
ぞうき【増基】
平安中期の歌人。天暦(947〜957)のころの比叡山の僧と伝えられる。号、庵主(いおぬし)。歌は「後拾遺集」「新古今集」などにみえる。家集「増基法師集(庵主)」。生没年未詳。