なかじま‐らも【中島らも】
[1952〜2004]小説家・劇作家。兵庫の生まれ。本名、裕之(ゆうし)。印刷会社・広告代理店勤務を経て、テレビ番組の構成やラジオのディスクジョキーなど広範囲に活躍。はじめエッセーで認められる。...
なかだ‐かおる【中田薫】
[1877〜1967]法制史学者。鹿児島の生まれ。東大教授。比較法制史を研究して、日本法制史学を確立。文化勲章受章。著「法制史論集」など。
なかの‐こうじ【中野孝次】
[1925〜2004]独文学者・小説家・評論家。千葉の生まれ。「ブリューゲルへの旅」で日本エッセイストクラブ賞、「麦熟るる日に」で平林たい子文学賞、「ハラスのいた日々」で新田次郎文学賞、「暗殺者...
なかの‐しげはる【中野重治】
[1902〜1979]小説家・詩人・評論家。福井の生まれ。日本プロレタリア芸術連盟に参加。第二次大戦後は新日本文学会の中心的人物として活躍。詩集「中野重治詩集」、小説「歌のわかれ」「むらぎも」、...
なか‐みちよ【那珂通世】
[1851〜1908]東洋史学者。岩手の生まれ。東京高師教授。日本・朝鮮・中国・モンゴルの古代史を研究し、日本紀年の誤りを立証した。また、著「支那通史」「成吉思汗実録」など。
なかむら‐あきひこ【中村彰彦】
[1949〜 ]小説家。栃木の生まれ。本名、加藤保栄(やすえい)。幕末・維新に生きる群像に題材をとった小説を執筆する。「二つの山河」で直木賞受賞。他に「明治新選組」「五左衛門坂の敵討(かたきうち...
なかむら‐きちえもん【中村吉右衛門】
歌舞伎俳優。屋号、播磨(はりま)屋。 (初世)[1886〜1954]東京の生まれ。3世中村歌六の長男。9世市川団十郎の芸風を継承し、立役を得意とした。6世尾上菊五郎と菊吉時代をつくった名優。文...
なかむら‐きちぞう【中村吉蔵】
[1877〜1941]劇作家・演劇学者。島根の生まれ。欧米に留学。帰国後は芸術座に参加し、近代劇運動で活躍した。戯曲「剃刀」「井伊大老の死」「星亨(ほしとおる)」、論文「日本戯曲技巧論」など。
ながい‐りゅうたろう【永井柳太郎】
[1881〜1944]政治家。石川の生まれ。早大教授。雑誌「新日本」主筆。憲政会から代議士となり、のち立憲民政党。拓相・逓相・鉄道相を歴任。雄弁家で知られた。
ながぬま‐もりよし【長沼守敬】
[1857〜1942]彫刻家。岩手の生まれ。明治美術会の創設に参加。日本近代彫刻の基礎づくりに尽力した。