のみ‐の‐すくね【野見宿禰】
日本の伝説上の人物。天穂日命(あめのほひのみこと)の子孫。垂仁天皇の命により、当麻蹴速(たいまのけはや)と力を争って勝ち、相撲取りの祖とされる。また、皇后の死に際し、殉死の代わりに陵墓に埴輪(は...
のむら‐こどう【野村胡堂】
[1882〜1963]小説家・音楽評論家。岩手の生まれ。本名、長一。「銭形平次捕物控」などで大衆文学の新生面を開く一方、「あらえびす」の筆名で「ロマン派の音楽」なども執筆。
のむら‐ほうてい【野村芳亭】
[1880〜1934]映画監督。京都の生まれ。本名、粂蔵(くめぞう)。長男は映画監督野村芳太郎。日本映画のパイオニア的存在。代表作「清水次郎長」「女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)」「父帰...
のむら‐よしたろう【野村芳太郎】
[1919〜2005]映画監督・製作者。京都の生まれ。映画監督野村芳亭の長男。「張込み」「影の車」「砂の器」など、松本清張の小説を映画化し、評価を得る。製作者としては、山田洋次監督「キネマの天地...
のろ‐えいたろう【野呂栄太郎】
[1900〜1934]経済学者。北海道の生まれ。慶大在学中から労働・社会運動に参加し、日本共産党に入党。「日本資本主義発達史講座」を企画・編集して講座派を主導。党中央委員として地下活動中逮捕され...
のろ‐くにのぶ【野呂邦暢】
[1937〜1980]小説家。長崎の生まれ。本姓、納所(のうしょ)。各種の職業を転々としたのち、陸上自衛隊の体験を描いた「草のつるぎ」で芥川賞受賞。他に「鳥たちの河口」「諫早菖蒲(いさはやしょう...
ハイエク【Friedrich August von Hayek】
[1899〜1992]オーストリアの経済学者。独自の貨幣的景気理論を提示。また、自由主義思想の究明と発展に努力。1974年ノーベル経済学賞受賞。著「景気と貨幣」「資本の純粋理論」など。
はぎの‐よしゆき【萩野由之】
[1860〜1924]国史・国文学者。佐渡の生まれ。東大教授。和歌文学の近代化を目ざし、和歌改良論を唱えた。著「日本史講話」「日本制度通」「国学和歌改良論」(共著)など。
ばいてい‐きんが【梅亭金鵞】
[1821〜1893]江戸末期・明治初期の戯作者。江戸の人。本名、瓜生政和。滑稽本「七偏人」、人情本「柳之横櫛」などを執筆。維新後は風刺雑誌「団団珍聞(まるまるちんぶん)」の主筆として活躍。
バー‐モー【Ba Maw】
[1893〜1977]ビルマの政治家。1937年、インドから分離後の初代首相となる。43年、対日協力政権の主席となり、第二次大戦後、日本に亡命。帰国後、野党マハーバマ党を結成し、政界に復帰。著「...