もぶ‐のりお【モブ・ノリオ】
[1970〜 ]小説家。奈良の生まれ。本名は非公開。さまざまな職業を転々とするなか、ロックバンドを結成、音楽活動を行う。祖母の介護体験をもとに描いた「介護入門」で作家デビュー、同作品で芥川賞受賞。
やしろ‐せいいち【矢代静一】
[1927〜1998]劇作家。東京の生まれ。文学座に入り、のち劇団NLT結成に参加。浮世絵師三部作「写楽考」「北斎漫画」「淫乱斎英泉」で芸術選奨。他の作品に「壁画」「夜明けに消えた」など。
ヤナーチェク【Leoš Yanáček】
[1854〜1928]チェコの作曲家。民族音楽と近代音楽の語法を統合し、多くの歌劇を発表。作品に「利口な女狐の物語」など。
やまぐち‐そどう【山口素堂】
[1642〜1716]江戸前・中期の俳人。甲斐の人。名は信章。別号、其日庵・素仙堂など。江戸や京都で漢学・和歌・書道・俳諧・茶道・能楽などを学ぶ。のち、江戸で芭蕉と親交を結び、蕉風の成立に貢献し...
やまだ‐こうさく【山田耕筰】
[1886〜1965]作曲家。東京の生まれ。ドイツに留学し、作曲法を学ぶ。日本で初めて交響楽団を組織し、交響楽・オペラの興隆に尽力。また、日本語の特徴を生かした多くの歌曲を作曲した。文化勲章受章...
やまだ‐びみょう【山田美妙】
[1868〜1910]小説家・詩人・評論家。東京の生まれ。本名、武太郎。尾崎紅葉らと硯友社を結成し、「我楽多文庫(がらくたぶんこ)」を編集。小説「武蔵野」「胡蝶」「夏木立」などにより、言文一致体...
ヨアヒム【Joseph Joachim】
[1831〜1907]ハンガリー生まれのドイツのバイオリン奏者。ドイツ古典音楽の演奏で知られ、また、教育者としても活躍した。
よう‐きひ【楊貴妃】
[719〜756]《「貴妃」は女官の位の名》中国、唐の玄宗皇帝の妃。永楽(山西省)の人。初め玄宗の子寿王の妃。歌舞音曲に通じ、また聡明であったため、玄宗に召されて貴妃となり、寵を一身に集め、楊...
よう‐こくちゅう【楊国忠】
[?〜756]中国、唐の政治家。永楽(山西省)の人。本名、釗(しょう)。又従姉妹(またいとこ)にあたる楊貴妃の縁により玄宗皇帝に登用されて宰相となったが、安禄山の乱で貴妃とともに殺された。
よう‐じ【楊時】
[1053〜1135]中国、北宋の儒学者。将楽(福建省)の人。字(あざな)は中立。亀山(きざん)先生と称する。程顥(ていこう)・程頤(ていい)に学び、その正統を継ぐ。朱熹(しゅき)の学の祖といわ...