とう‐つねより【東常縁】
[1401〜1484ころ]室町中期の歌人。美濃国郡上(ぐじょう)の領主。東野州(やしゅう)と称した。法名、素伝。尭孝・正徹に歌を学ぶ。古今集の奥義をきわめ、弟子の宗祇に伝えたのが古今伝授の初めと...
ときわ‐みつなが【常盤光長】
平安後期の宮廷画家。後白河法皇の命で作られた「年中行事絵巻」の中心画家で、また「伴大納言絵詞(ばんだいなごんえことば)」の作者ともされる。土佐光長とも称された。生没年未詳。
とくいつ【徳一】
平安初期の法相(ほっそう)宗の僧。徳溢・得一とも書いた。藤原仲麻呂の子といわれる。東大寺に住んだのち東国に移り、筑波山に中禅寺、会津に慧日寺を開いて布教。法華一乗を唱える最澄と再三にわたって論争...
とくがわ‐いえみつ【徳川家光】
[1604〜1651]江戸幕府第3代将軍。在職1623〜1651。秀忠の二男。幼名、竹千代。家康・秀忠の遺志を継ぎ、武家諸法度・参勤交代の制などを整え、幕政の基礎を築いた。また、キリシタンを弾圧...
とくがわ‐いえやす【徳川家康】
[1543〜1616]江戸幕府初代将軍。在職1603〜1605。松平広忠の長男。織田信長と結んで駿河を、豊臣秀吉と和して関東を支配。豊臣氏五大老の筆頭となり、秀吉の死後石田三成を関ヶ原の戦いに...
とくがわ‐ひでただ【徳川秀忠】
[1579〜1632]江戸幕府第2代将軍。在職1605〜1623。家康の三男。関ヶ原の戦いでは父の不興を買ったが、家康の死後はその遺命を守り、武家諸法度の制定など幕政の整備に努めた。
とくがわ‐よりのぶ【徳川頼宣】
[1602〜1671]江戸初期の紀州藩主。家康の一〇男。紀伊徳川家の祖。紀州55万石の領主となり、殖産興業・法典編纂に努めた。南竜公。→紀州家
とく‐そう【徳宗】
[742〜805]中国、唐の第9代皇帝。在位779〜805。代宗の子で、安史の乱後の財政再建のため、両税法を施行。書道に長じた。 清の光緒帝(こうしょてい)の廟号(びょうごう)。
どうもと‐いんしょう【堂本印象】
[1891〜1975]日本画家。京都の生まれ。本名、三之助。初期から各種の技法を駆使し、仏画・寺院襖絵(ふすまえ)を手がけ、第二次大戦後は日本画における抽象表現の追求へと向かった。文化勲章受章。
ドーマク【Gerhard Domagk】
[1895〜1964]ドイツの生化学者。アゾ化合物の薬理を研究し、1932年に溶連菌に効力のある赤色プロントジルを発見、サルファ剤などの化学療法の基礎を築いた。1939年、ノーベル生理学医学賞受...