ちり‐ましほ【知里真志保】
[1909〜1961]言語学者。北海道の生まれ。北大教授。アイヌ民族出身の学者として、アイヌ民族の言語を中心に神話・伝説・信仰・習俗などを広く研究。著「分類アイヌ語辞典」など。
ちり‐ゆきえ【知里幸恵】
[1903〜1922]アイヌ文化伝承者。北海道の生まれ。真志保の実姉。著作にアイヌ神話の採録と翻訳をまとめた「アイヌ神謡集」がある。
ちん‐きい【陳希夷】
[?〜989]中国、五代・宋初の隠士。真源(河南省)の人。本名は摶(たん)。字(あざな)は図南。号は扶揺子。後唐の明宗の招きを拒み、のちに宋の太宗に仕え、儒・仏・道の三教を調和させた哲学を説いた。
ちん‐しゅんしん【陳舜臣】
[1924〜2015]小説家。兵庫の生まれ。中国史を扱った小説を多く執筆し、日本人の中国への理解の深化に大きく貢献した。「青玉獅子香炉(せいぎょくししこうろ)」で直木賞受賞。他に「枯草の根」「孔...
ちん‐どくしゅう【陳独秀】
[1879〜1942]中国の思想家・政治家。懐寧(安徽(あんき)省)の人。字(あざな)は仲甫(ちゅうほ)。1915年、上海で雑誌「青年雑誌」(翌年「新青年」と改題)を創刊し、旧文化・旧道徳を批判...
ツォンカパ【Tsoṅ-kha-pa】
[1357〜1419]チベット仏教の改革者で黄帽派(黄教)の開祖。チベット北東のツォンカ生まれ。仏教の堕落をみて厳格な戒律主義を提唱、改革運動を起こした。著「菩提道次第」など。
つかだ‐たいほう【冢田大峯】
[1745〜1832]江戸後期の儒学者。信濃の人。名は虎。寛政異学の禁を批判。のち、尾張藩明倫堂督学。著「聖道弁物」など。
つつみ‐やすじろう【堤康次郎】
[1889〜1964]実業家・政治家。滋賀の生まれ。衆議院議員、同議長。箱根土地(後のコクド)・西武鉄道などを設立、西武グループを築き上げた。
てい‐こう【程顥】
[1032〜1085]中国、北宋の思想家。洛陽(河南省)の人。字(あざな)は伯淳。号、明道。弟の程頤(ていい)とともに二程子とよばれる。性理学の基礎を築いた。語録が「二程全書」に収められている。
てい‐りんし【鄭麟趾】
[1396〜1478]朝鮮、李朝の政治家・学者。慶尚道河東の人。字(あざな)は伯睢。号、学易斎。諡(おくりな)は文成公。訓民正音(ハングル)の制定に参画。