プガチョフ【Emel'yan Ivanovich Pugachyov】
[1742ころ〜1775]ロシアの農民戦争(プガチョフの乱)の指導者。ドンコサック出身。1773年、農民のツァーリ信仰を利用してみずからピョートル3世と称し、農奴解放を唱えて農民蜂起を指導。蜂起...
ホイッスラー【James Abbott McNeill Whistler】
[1834〜1903]米国の画家。主に英国で活躍。印象派と浮世絵版画の影響を受けつつ、淡彩の風景画・肖像画を多く描いた。エッチングにもすぐれる。ホイスラー。
ホフマン【Ernst Theodor Amadeus Hoffmann】
[1776〜1822]ドイツの小説家。判事兼作家の生活を送り、怪奇的、幻想的な作品を書いた。絵画・音楽にもすぐれた。作「黄金の壺(つぼ)」「悪魔の霊液」「牡猫ムルの人生観」など。
ほんだ‐いしろう【本多猪四郎】
[1911〜1993]映画監督。山形の生まれ。特殊撮影監督である円谷英二(つぶらやえいじ)とのコンビで多くの怪獣映画を手がけ、ブームを巻き起こした。代表作「ゴジラ」「空の大怪獣ラドン」「モスラ」...
まやま‐せいか【真山青果】
[1878〜1948]劇作家・小説家。宮城の生まれ。本名、彬(あきら)。小栗風葉に師事し、自然主義作家として出発、のち劇作に転じ、多くの戯曲を発表。また、西鶴・馬琴などの考証にもすぐれた業績を残...
みうら‐けんや【三浦乾也】
[1821〜1889]江戸末期から明治初期の陶工。江戸の人。号、天禄堂。乾也焼を創始。また、破笠(はりつ)細工にもすぐれ、その手法を応用したかんざし・笄(こうがい)などの珠(たま)は乾也玉とよば...
みつい‐しんな【三井親和】
[1700〜1782]江戸中期の書家。信濃または江戸の人という。細井広沢に師事。篆書(てんしょ)をよくし、寺社の額などで人気を博した。また、弓馬にもすぐれた。→親和染
みや‐しゅうじ【宮柊二】
[1912〜1986]歌人。新潟の生まれ。本名、肇。北原白秋に師事。清新な叙情を示す。歌誌「コスモス」を主宰。歌集「多く夜の歌」など。
メイエルホリド【Vsevolod Emil'evich Meyerkhol'd】
[1874〜1940]ソ連の演出家。初め俳優としてモスクワ芸術座に参加。十月革命後、メイエルホリド劇場を創立し、ビオメハニカの提唱、大胆な前衛的演出で反響を呼んだ。スターリン時代に弾圧を受け、銃...
もくじき‐おうご【木食応其/木喰応其】
[1536〜1608]安土桃山時代の真言宗の僧。近江(おうみ)の人。字(あざな)は順良。初め武士であったが、高野山で出家し、木の実を食して肉・野菜・米穀を常用しない木食戒を修行。豊臣秀吉の高野山...