うえむら‐しょうえん【上村松園】
[1875〜1949]女流日本画家。京都の生まれ。本名、津禰(つね)。竹内栖鳳(たけうちせいほう)などに師事し、四条派の伝統に近代的感覚を加えた画風を確立した。昭和23年(1948)女性初の文化...
うざわ‐ひろふみ【宇沢弘文】
[1928〜2014]経済学者。鳥取の生まれ。東京大学で数学を学んだのち経済学に転じる。理論経済学の分野で功績があり、また公共経済学の立場から環境問題や種々の社会問題にも取り組んだ。文化勲章受章...
うめざわ‐はまお【梅沢浜夫】
[1914〜1986]微生物化学者。福井の生まれ。東大教授。ザルコマイシン・カナマイシンなど抗生物質を多数発見。文化勲章受章。
うめはら‐りゅうざぶろう【梅原竜三郎】
[1888〜1986]洋画家。京都の生まれ。浅井忠に師事、フランスに留学してルノワールに学ぶ。二科会・春陽会の創立に参加。その後、国画創作協会(のち国画会)に洋画部を創設。大和絵・琳派(りんぱ)...
うめわか‐まんざぶろう【梅若万三郎】
[1869〜1946]能楽師。シテ方観世流。東京の生まれ。初世梅若実の長男。大正10年(1921)弟の梅若六郎(のちの2世実)らとともに観世流から分かれて梅若流を樹立したが、のち観世流に復帰。迫...
えがみ‐なみお【江上波夫】
[1906〜2002]考古学者・東洋史学者。山口の生まれ。東大教授・上智大教授・古代オリエント博物館館長。アジアの民族・文化形成史、東西文化交渉史を研究。日本国家の起源について、騎馬民族説を唱え...
えさき‐れおな【江崎玲於奈】
[1925〜 ]物理学者。筑波大学学長。大阪の生まれ。昭和32年(1957)エサキダイオードを発明。昭和48年(1973)、半導体の研究でノーベル物理学賞受賞。翌年、文化勲章受章。
えんち‐ふみこ【円地文子】
[1905〜1986]小説家・劇作家。東京の生まれ。本名、富美(ふみ)。上田万年(うえだかずとし)の二女。戯曲から小説に転じ、抑圧された女性の自我を官能的に描く。源氏物語の現代語訳にも尽力した。...
えんどう‐しゅうさく【遠藤周作】
[1923〜1996]小説家。東京の生まれ。「第三の新人」の一人。「白い人」で芥川賞受賞。日本人の罪の観念やキリスト教を主題とした「海と毒薬」「沈黙」などの作品があるほか、軽妙なエッセー「狐狸庵...
おおおか‐まこと【大岡信】
[1931〜2017]詩人・評論家。静岡の生まれ。長男は芥川賞作家の大岡玲(あきら)。詩集「記憶と現在」「故郷の水へのメッセージ」、評論「紀貫之」「詩人・菅原道真」、随筆「折々のうた」など。平成...