すずき‐よねわか【寿々木米若】
[1899〜1979]浪曲師。新潟の生まれ。本名、藤田松平。民謡の佐渡おけさを取り入れた浪曲「佐渡情話」が大ヒットし、映画化もされた。
スターン【Laurence Sterne】
[1713〜1768]英国の小説家・牧師。自由奔放な手法を用いて人間心理を精細に描いた。小説「トリストラム=シャンディ」、紀行文「センチメンタル‐ジャーニー」など。
ステッセル【Anatoliy Mikhaylovich Stessel'】
[1848〜1915]ロシアの軍人。日露戦争で旅順要塞(ようさい)司令官として日本軍と戦い、敗れて降伏。水師営で乃木将軍と会見。
すみとも‐きちざえもん【住友吉左衛門】
[1647〜1706]江戸前期の商人。本名、友信。住友家第3代。吉左衛門は以後住友家当主の世襲名となる。16歳で家督を継ぎ、銅鉱業・銅貿易の急成長の中で最大の業者として活躍。吉岡銅山の開発で銅山...
すみよし‐ぐけい【住吉具慶】
[1631〜1705]江戸前期の画家。京都の人。名は広澄。通称、内記。父如慶の画業を継ぎ、精細緻密(ちみつ)な大和絵を制作。幕府の奥絵師となり、住吉派興隆の基礎を築いた。
せいせつ‐しょうちょう【清拙正澄】
[1274〜1339]中国、元代の臨済宗の僧。福州(福建省)の人。嘉暦元年(1326)来日。北条高時に信任され、建長寺・建仁寺・南禅寺などに住した。日本禅宗二十四派の一である清拙派、大鑑門徒の祖...
せきとう‐きせん【石頭希遷】
[700〜790]中国、唐代の禅僧。六祖慧能(えのう)・青原行思(せいげんぎょうし)に師事。衡山の南寺の石上に庵を結んで座禅をしたところから、石頭和尚とよばれた。馬祖道一とともに禅宗の振興に尽力...
せきや‐としこ【関屋敏子】
[1904〜1941]ソプラノ歌手・作曲家。東京の生まれ。三浦環(たまき)に師事。イタリアに留学し、欧米各地で活躍。帰国後は、作曲や公演活動なども行った。昭和16年(1941)自殺。作品に歌曲「...
せんがく【仙覚】
[1203〜?]鎌倉時代の万葉学者。常陸(ひたち)の人。天台宗の僧で、鎌倉新釈迦堂の権律師(ごんのりっし)。万葉集の研究に志し、その校訂・訓点・注釈などに画期的な業績を残した。著「万葉集註釈(仙...
ぜっかい‐ちゅうしん【絶海中津】
[1336〜1405]室町前期の臨済宗の僧。土佐の人。別号、蕉堅道人。夢窓疎石に学び、明に渡る。帰国後、足利義満に信任され、等持寺・相国寺などの住持になる。義堂周信とともに五山文学の双璧といわれ...