つつみ‐やすじろう【堤康次郎】
[1889〜1964]実業家・政治家。滋賀の生まれ。衆議院議員、同議長。箱根土地(後のコクド)・西武鉄道などを設立、西武グループを築き上げた。
つなぶち‐けんじょう【綱淵謙錠】
[1924〜1996]小説家。樺太(からふと)(サハリン)の生まれ。長年編集者として活躍した後、時代小説を執筆した。「斬(ざん)」で直木賞受賞。他に「苔(たい)」「狄(てき)」「戊辰(ぼしん)落...
つねとう‐きょう【恒藤恭】
[1888〜1967]法哲学者。島根の生まれ。昭和8年(1933)滝川事件で京大教授を辞職。第二次大戦後、大阪市立大学長。著「法の基本問題」「法的人格者の理論」など。
つねなが‐しんのう【恒良親王】
[1324〜1338]後醍醐天皇の第6皇子。名は「つねよし」とも。建武元年(1334)皇太子となり、建武政府が崩壊して同3年新田義貞らとともに越前金ヶ崎城に拠ったが斯波(しば)氏らとの戦いに敗れ...
つのだ‐きくお【角田喜久雄】
[1906〜1994]小説家。神奈川の生まれ。伝奇小説「妖棋伝(ようきでん)」などで注目を集めるが、戦後は本格推理小説を手がける。「笛吹けば人が死ぬ」で日本探偵作家クラブ賞(現、日本推理作家協会...
つばき‐ちんざん【椿椿山】
[1801〜1854]江戸後期の南画家。江戸の人。名は弼(ひつ)。別号、休庵・琢華堂など。初め金子金陵、のち渡辺崋山に学ぶ。画風は穏やかで、花鳥画・肖像画にすぐれた。
つぼい‐さかえ【壺井栄】
[1900〜1967]小説家。香川県小豆島の生まれ。詩人壺井繁治と結婚後、プロレタリア文学運動に参加。作「暦」「柿の木のある家」「二十四の瞳」など。
つぼい‐しんどう【坪井信道】
[1795〜1848]江戸後期の蘭方医。美濃の人。名は道。号、誠軒など。江戸で開業後、萩藩の侍医。門下に緒方洪庵・川本幸民らがいる。著「診候大概」など。
つる‐しげと【都留重人】
[1912〜2006]経済学者。東京の生まれ。米国ハーバード大学卒業後、同校の講師を務める。昭和17年(1942)帰国し、昭和22年(1947)第1回経済白書を執筆。その後は一橋大学学長など各大...
ば‐せんざん【馬占山】
[1885〜1950]中国の軍人。吉林省の人。字(あざな)は秀芳。馬賊出身。満州事変後、日本と妥協し満州国初代軍政部総長となったが、脱出し反満抗日戦を指導、敗れてソ連領に脱出。1933年上海に帰...