ふじわら‐の‐ただひら【藤原忠平】
[880〜949]平安中期の公卿。基経の子。諡号(しごう)、貞信公。兄時平の死後、摂政、のちに太政大臣・関白となる。時平の遺業「延喜格式」を完成。日記「貞信公記」がある。
ふじわら‐の‐ただみち【藤原忠通】
[1097〜1164]平安後期の公卿。忠実の長男。別称、法性寺殿(ほっしょじどの)。摂政・関白。美福門院と結んで父および弟頼長と対立し、保元の乱の原因となった。書にすぐれて、法性寺流の開祖。漢詩...
ふじわら‐の‐たねつぐ【藤原種継】
[737〜785]奈良後期の公卿。宇合(うまかい)の孫。桓武天皇の信任厚く長岡京造宮使となったが、皇太子早良親王と不和になり、造宮の視察中に暗殺された。
ふじわら‐の‐ためいえ【藤原為家】
[1198〜1275]鎌倉前・中期の歌人。定家の長男。別称、中院禅師など。法名、融覚。父の歌風を継ぎ、御子左家(みこひだりけ)を確立。阿仏尼はその後妻。「続後撰集」「続古今集」を撰進。歌論書「詠...
ふじわら‐の‐ためさだ【藤原為定】
[1293〜1360]鎌倉後期・南北朝時代の歌人。二条家の嫡流で、養父為藤のあとを継ぎ、「続後拾遺集」を完成。のち「新千載集」を撰進。二条為定。
ふじわら‐の‐よりみち【藤原頼通】
[992〜1074]平安中期の公卿。道長の長男。後一条・後朱雀・後冷泉3代の天皇の摂政・関白となり、父とともに藤原氏全盛期を現出。平等院鳳凰堂を建立、宇治の関白と称された。晩年に出家。
ふ‐だいし【傅大士】
[497〜569]中国、南北朝時代の在俗仏教者。斉の東陽の人。本名、傅翕(ふきゅう)。善慧大士と号し、双林寺を建て、大蔵経を閲覧する便をはかって、転輪蔵を創始した。後世、経蔵などにその像が置かれ...
ブレンターノ【Brentano】
(Clemens 〜)[1778〜1842]ドイツの詩人。後期ロマン派に属し、作家アルニムと民謡集「少年の魔法の角笛」を編集。劇評・小説・童話でも活躍。 (Franz 〜)[1838〜191...
プレハーノフ【Georgiy Valentinovich Plekhanov】
[1856〜1918]ロシアの革命思想家。ロシアにおけるマルクス主義の先駆者として、その普及活動に努め、「労働解放団」を創設。ロシア社会民主労働党の結成に参加したがレーニンらと対立、同党の分裂後...
ペテロ【Petros】
[?〜64ころ]イエス=キリストの十二使徒中の第一人者。本名、シモン(Simon)。ガリラヤの漁師であったがイエスの弟子となり、特に信頼されてペテロ(岩、すなわち教会の礎石の意)とよばれ、天国の...