すみとも‐きちざえもん【住友吉左衛門】
[1647〜1706]江戸前期の商人。本名、友信。住友家第3代。吉左衛門は以後住友家当主の世襲名となる。16歳で家督を継ぎ、銅鉱業・銅貿易の急成長の中で最大の業者として活躍。吉岡銅山の開発で銅山...
すみのくら‐そあん【角倉素庵】
[1571〜1632]安土桃山から江戸初期の豪商。京都の人。通称、与一。了以の長男。父の事業を継ぎ、海外貿易・土木事業を推進した。また、書を本阿弥光悦に学び、角倉流(嵯峨流)を創始。
すみのくら‐りょうい【角倉了以】
[1554〜1614]安土桃山から江戸初期の豪商。京都の人。名は光好。豊臣秀吉・徳川家康の朱印状を得て、安南・東京(トンキン)方面との貿易で巨利を得た。また、大堰(おおい)川・富士川・天竜川・高...
すみよし‐ぐけい【住吉具慶】
[1631〜1705]江戸前期の画家。京都の人。名は広澄。通称、内記。父如慶の画業を継ぎ、精細緻密(ちみつ)な大和絵を制作。幕府の奥絵師となり、住吉派興隆の基礎を築いた。
すみよし‐じょけい【住吉如慶】
[1599〜1670]江戸前期の画家。堺の人。京都・江戸で活躍。具慶の父。名は広通。通称、内記。土佐派に属したが、勅命により、鎌倉時代の画家、住吉慶恩(慶忍)の画系を復興するため住吉を名のり、住...
すやま‐とつあん【陶山訥庵】
[1658〜1732]江戸中期の儒学者。対馬(つしま)藩士。別号、鈍翁。通称、庄右衛門。木下順庵に学ぶ。農政にすぐれ、対馬聖人と称された。著「訥庵雑録」「農政問答」など。
スレイマン‐いっせい【スレイマン一世】
《Suleiman Ⅰ》[1494ころ〜1566]オスマン帝国第10代のスルターン。在位1520〜1566。13回の遠征を行い、アジア・ヨーロッパ・北アフリカにまたがる大領土を得て、帝国の最盛期...
せいりき‐とみごろう【勢力富五郎】
[1813〜1849]江戸後期の博徒。下総(しもうさ)の人。本名、佐助。もと力士で、笹川繁蔵の子分。飯岡助五郎を殺そうとし、逆にその策に乗せられて自殺。「天保水滸伝(てんぽうすいこでん)」に潤色...
せき‐かんさい【関寛斎】
[1830〜1913]幕末・明治期の蘭方医。上総(かずさ)の人。佐倉順天堂の蘭方医佐藤泰然に入門、長崎でポンペに学ぶ。のち、徳島藩医となり、戊辰戦争では官軍の奥羽出張病院頭取を勤め、晩年は北海道...
ぜあみ【世阿弥/是阿弥】
[1363?〜1443?]室町前期の能役者・能作者。観阿弥の長男で、2代目の観世大夫。本名、観世元清。通称三郎。足利義満の後援を得て、能楽を大成した。「風姿花伝」「花鏡」「至花道」ほか20余部の...