たき‐かてい【滝和亭】
[1832〜1901]幕末から明治の画家。江戸の生まれ。本名、謙。字(あざな)は子直。別号、蘭田。南画を学び、花鳥画にすぐれた。
たぐち‐うきち【田口卯吉】
[1855〜1905]経済学者・文明史家。江戸の生まれ。号、鼎軒(ていけん)。「東京経済雑誌」を創刊、自由貿易を唱えて政府の経済政策を批判。明治27年(1894)より衆議院議員。「群書類従」「国...
たけうち‐せいほう【竹内栖鳳】
[1864〜1942]日本画家。京都の生まれ。本名、恒吉。初号、棲鳳。四条派の画風に西洋画法を取り入れ、独自の画風を確立。文化勲章受章。
ただよし【忠吉】
[1572〜1632]江戸初期の刀工。肥前の人。本名、橋本新左衛門。埋忠明寿(うめただみょうじゅ)に学び、鍋島家に仕えた。武蔵大掾(だいじょう)を受領し、忠広と改名。
たちばな‐なんけい【橘南谿】
[1753〜1805]江戸中期の医者・文人。伊勢の人。本名、宮川春暉(みやがわはるき)。字(あざな)は恵風。別号、梅仙。京都で漢方医学を学び、文学にも造詣が深い。全国を遍歴して「西遊記」「東遊記...
たにぐち‐せんきち【谷口千吉】
[1912〜2007]映画監督。東京の生まれ。妻は女優の八千草薫。黒沢明との共同脚本「銀嶺の果て」で監督デビュー。代表作は、漁場を舞台にした荒々しいタッチの「ジャコ万と鉄」、反戦映画として名高い...
たにぐち‐まさはる【谷口雅春】
[1893〜1985]宗教家。「生長の家」の創始者。兵庫の生まれ。大正時代、大本教の機関誌の編集に携わったのち同教を去り、昭和4年(1929)神示を受けて、独自の教義を確立。修養誌「生長の家」を...
たにぐち‐よしろう【谷口吉郎】
[1904〜1979]建築家。石川の生まれ。東工大教授。日本の伝統的な様式を継承した近代建築を多数設計。作品に東宮御所・東京国立近代美術館などがある。また明治村の設立に尽力し、初代館長となった。...
たに‐こうしゅう【谷甲州】
[1951〜 ]小説家。兵庫の生まれ。本名、谷本秀喜。青年海外協力隊としてネパール在勤中に作家デビュー。航空宇宙軍史シリーズなどのSFのほか、山岳小説シリーズもある。「火星鉄道一九」「終わりなき...
たにざき‐じゅんいちろう【谷崎潤一郎】
[1886〜1965]小説家。東京の生まれ。精二の兄。第二次「新思潮」同人。「刺青(しせい)」などで永井荷風に認められ、耽美的作風に新しい境地を開く。関西移住後は、古典的な日本美に傾倒し、独自の...