たきがわ‐きょう【多岐川恭】
[1920〜1994]小説家。福岡の生まれ。本名、松尾舜吉。本格推理小説、時代小説、ミステリー、SFなど広い分野で作品を発表。巧みなストーリー展開と綿密な性格描写で多くの読者を得た。「落ちる」で...
たきぐち‐にゅうどう【滝口入道】
平安末期の僧。本名、斎藤時頼(さいとうときより)。平重盛に仕え、滝口の武士のとき、建礼門院の雑仕女(ぞうしめ)の横笛と恋愛、父の茂頼にいさめられて19歳で出家。嵯峨(さが)往生院で修行し、のち...
たきざわ‐ばきん【滝沢馬琴】
⇒曲亭馬琴(きょくていばきん) 杉本苑子の長編歴史小説。昭和52年(1977)、上下2巻で刊行。曲亭馬琴の半生を描く。
たき‐しゅうぞう【高城修三】
[1947〜 ]小説家。香川の生まれ。本名、若狭雅信。出版社勤務ののち、学習塾経営のかたわら小説を発表。「榧(かや)の木祭り」で芥川賞受賞。他に「約束の地」「糺(ただす)の森」など。
たき‐せいいち【滝精一】
[1873〜1945]美術史家。東京の生まれ。号、拙庵。和亭の子。日本美術史学の育成に尽力。また、美術雑誌「国華」の主幹を務めた。
たきた‐ちょいん【滝田樗陰】
[1882〜1925]編集者。秋田の生まれ。本名、哲太郎。「中央公論」主幹。同誌を総合雑誌に発展させ、多くの作家を育成した。
たき‐れんたろう【滝廉太郎】
[1879〜1903]作曲家。東京の生まれ。ドイツに留学。日本の洋楽揺籃(ようらん)期にすぐれた才能を示した。代表作「荒城の月」「箱根八里」「鳩ぽっぽ」、ほかに歌曲「四季」など。
たけうち‐よしみ【竹内好】
[1910〜1977]中国文学者・評論家。長野の生まれ。魯迅(ろじん)の研究・翻訳とともに、独自の見識で近代日本文化を批判。著「魯迅」「国民文学論」など。
たけこし‐よさぶろう【竹越与三郎】
[1865〜1950]政治家・歴史家。埼玉の生まれ。号、三叉(さんさ)。「国民新聞」などの記者として活躍。雑誌「世界之日本」主筆。政友会代議士・枢密顧問官などを歴任。著「新日本史」「日本経済史」...
たけだ‐しんげん【武田信玄】
[1521〜1573]戦国時代の武将。名は晴信。信玄は法名。父信虎を廃して甲斐(かい)の守護となり、信濃一円を制し、上杉謙信と対立、数度に及び川中島で合戦。のち、京都進出を企てて三方ヶ原で徳川...