ぜん‐はくぎゅう【冉伯牛】
中国、春秋時代の人。孔門の十哲の一人。名は耕。顔回・冉雍(せんよう)とともに徳行に優れていたといわれる。生没年未詳。
ぜん‐よう【冉雍】
中国、春秋時代の学者。孔門十哲の一人。字(あざな)は仲弓(ちゅうきゅう)。徳行にすぐれていたという。生没年未詳。
そううん【宋雲】
中国、南北朝時代の北魏の僧。518年、孝明帝の命を受けてインドに行き、梵語(ぼんご)経典を持ち帰った。生没年未詳。
そう‐ぎょく【宋玉】
中国、戦国時代の詩人。楚(そ)の人。頃襄(けいじょう)王に仕え、同郷の詩人である屈原の弟子といわれる。著「九弁」「招魂」「高唐賦」「神女賦」など。生没年未詳。
そう‐しゅう【荘周】
中国、戦国時代の思想家。宋国の蒙(河南省)の人。老子とならぶ道家思想の中心人物で、個々の事物の価値や差異は見かけ上のものにすぎず、根元的にはすべて平等であるとし、自然にまかせる生き方を説いた。後...
そう‐せんし【曽先之】
中国、宋末・元初の学者。吉水(江西省)の人。字(あざな)は孟参(もうしん)。「十八史略」を著した。生没年未詳。
そが‐だそく【曽我蛇足】
室町後期の画家。曽我派の始祖的な画家で京都の大徳寺真珠庵の襖絵(ふすまえ)を描いたと伝えられるが、経歴・生没年ともに未詳。そがじゃそく。
そが‐ちょくあん【曽我直庵】
安土桃山時代の画家。経歴は不明であるが、堺で蛇足6世を名のって活躍。粗豪な筆致で、漢画の手法を取り入れた花鳥画を多く描いた。生没年未詳。
そ‐しん【蘇秦】
中国、戦国時代の縦横家。洛陽(らくよう)(河南省)の人。字(あざな)は季子。鬼谷子に学び、遊説家として活躍。秦に対抗して燕(えん)・趙(ちょう)・韓・魏・斉・楚(そ)に合従(がっしょう)策を説い...
そせい【素性】
平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。俗名、良岑玄利(よしみねのはるとし)。遍昭の子。左近将監、のち出家し、権律師(ごんのりっし)となる。歌は古今集・後撰集にある。家集「素性集」。良因朝臣(よしより...