たなか‐ふじまろ【田中不二麿】
[1845〜1909]政治家。愛知の生まれ。岩倉使節団に随行して欧米の教育制度を調査。帰国後、文部大輔として学制の改革を企図した教育令を制定。のち司法卿・枢密顧問官・法相などを歴任。
とのおか‐もじゅうろう【外岡茂十郎】
[1898〜1986]法学者・野球指導者。静岡の生まれ。民法研究のかたわら、昭和17年(1942)から22年間早大野球部長。ほかに六大学野球連盟理事長を務め、戦時下および戦後の学生野球の維持、復...
どひ‐けいぞう【土肥慶蔵】
[1866〜1931]医学者。福井の生まれ。東大教授。皮膚病の発見および治療法、梅毒の伝播経路の研究で貢献。著「皮膚科学」「世界黴毒(ばいどく)史」など。
ド‐フリース【Hugo de Vries】
[1848〜1935]オランダの植物学者。原形質分離法により細胞の浸透圧を測定。オオマツヨイグサの雑種の研究から、進化の突然変異説を唱えた。
ドライサー【Theodore Dreiser】
[1871〜1945]米国の小説家。自然主義的手法で米国資本主義社会の諸相を批判的に描いた。作「シスター‐キャリー」「アメリカの悲劇」など。
ほそかわ‐かつもと【細川勝元】
[1430〜1473]室町中期の武将。法名、竜安寺宗宝。再三、管領(かんれい)となり、応仁の乱では将軍足利義政を助けて東軍を率いて戦ったが、陣中に没した。禅宗を信仰し、京都に竜安寺を創建。
ボーデ【Johann Elert Bode】
[1747〜1826]ドイツの天文学者。ベルリン天文台に勤め、天文年表や星表を刊行した。「ボーデの法則」を紹介。
ロレンソ【Lourenço】
[1526〜1592]日本人で最初のイエズス会士。日本名未詳。肥前の人。もと、琵琶法師。天文20年(1551)ザビエルより洗礼を受け、宣教活動に従事。高山右近らを改宗させた。
ロレンツェッティ【Lorenzetti】
イタリア、シエナ派の画家の兄弟。兄ピエトロ(Pietro[1280ころ〜1348ころ])・弟アンブロージオ(Ambrogio[1285ころ〜1348ころ])。兄は劇的な画風、弟はおおらかで人間味...
わがつま‐さかえ【我妻栄】
[1897〜1973]民法学者。山形の生まれ。東大教授。民法の体系的な解釈を行い、学界や実務に大きな影響を与えた。文化勲章受章。著「民法講義」「近代法における債権の優越的地位」。