びん‐ひ【閔妃】
[1851〜1895]朝鮮李朝第26代国王高宗の妃。清朝と結んで摂政の大院君を退け、守旧派(事大党)を重用して親清政策をとる。日清戦争後はロシアに接近して反日政策を展開したため、日本公使三浦梧楼...
ファン‐アイク【van Eyck】
フランドルの画家の兄弟。兄フーベルト(Hubert[1370ころ〜1426])・弟ヤン(Jan[1390ころ〜1441])。油彩画法を確立。透明な色彩と緻密(ちみつ)な描写でフランドル絵画に新時...
フィルモア【Millard Fillmore】
[1800〜1874]米国の政治家。第13代大統領。在任1850〜1853。ホイッグ党。下院議員などを経て、1849年に副大統領に就任。第12代大統領テーラーが在任中に病死したため、大統領に就任...
フォンタネージ【Antonio Fontanesi】
[1818〜1882]イタリアの画家。バルビゾン派の影響を受け、風景画にすぐれていた。明治9年(1876)来日、工部美術学校教授となり、浅井忠(あさいちゅう)・小山正太郎などを指導。
ふくだ‐つねあり【福田恆存】
[1912〜1994]評論家・劇作家・演出家。東京の生まれ。恆存は「こうそん」とも。芸術院会員。保守派の論客として平和論・憲法問題・国語問題などに評論活動を展開。演劇人としては現代演劇協会を創立...
ふじい‐しげお【藤井重夫】
[1916〜1979]小説家。兵庫の生まれ。新聞社の特派員などを経て執筆活動に入る。「虹」で直木賞受賞。他に「佳人」「家紋の果」「風紋」など。
ふるかわ‐かおる【古川薫】
[1925〜2018]小説家。山口の生まれ。出身地である長州の幕末・維新期を、綿密に集めた史料に基づいて描いた硬派の歴史小説で知られる。「漂泊者のアリア」で直木賞受賞。他に「走狗(そうく)」「暗...
フーシェ【Joseph Fouché】
[1759〜1820]フランスの政治家。革命期には反革命派を弾圧。のちテルミドールの反動に加担。総裁政府・ナポレオン時代・王政復古の間は警察大臣として権勢をふるった。「変節の政治家」として有名。
ブラウン【Samuel Robbins Brown】
[1810〜1880]米国の改革派教会の宣教師。1859年(安政6)来日、横浜でブラウン塾を開き、教育・伝道に努め、植村正久ら多数のキリスト教指導者を育成。また、新約聖書の翻訳に尽くした。187...
プーランク【Francis Poulenc】
[1899〜1963]フランスの作曲家。六人組の一人で、フランスの伝統に立脚した音楽を創出。オペラ「テレシアスの乳房」「カルメル派修道女の対話」など。