たかくす‐じゅんじろう【高楠順次郎】
[1866〜1945]仏教学者。広島の生まれ。旧姓、沢井。号、雪頂。東京外語校長・東大教授・東洋大学長。英国でマックス=ミュラーに師事し、インド学・梵語(ぼんご)学を学ぶ。昭和19年(1944)...
たかくら‐けん【高倉健】
[1931〜2014]映画俳優。福岡の生まれ。本名、小田剛一(ごういち)。昭和31年(1956)「電光空手打ち」の主演でデビュー。「網走番外地」「昭和残侠(ざんきょう)伝」など任侠映画に多く出演...
たかさき‐たつのすけ【高碕達之助】
[1885〜1964]政治家・実業家。大阪の生まれ。大正6年(1917)東洋製缶を設立。昭和17年(1942)満州重工業総裁に就任し、戦後は在満日本人の引き揚げに尽力した。昭和30年(1955)...
たかさき‐まさかぜ【高崎正風】
[1836〜1912]歌人。薩摩(さつま)の生まれ。桂園(けいえん)派の八田知紀(はったとものり)に師事。御歌所所長。著「進講筆記」「埋木廼花(うもれきのはな)」など。
たかしま‐べいほう【高島米峰】
[1875〜1949]宗教家・評論家。新潟の生まれ。仏教清徒同志会(のちの新仏教同志会)を組織、仏教界の革新に努め、また廃娼運動などにも活躍。のち東洋大学学長。著「般若心経講話」「一休和尚伝」など。
たかす‐よしじろう【高須芳次郎】
[1880〜1948]評論家。大阪の生まれ。号、梅渓。明治文学史および水戸学の研究に業績を残した。著「東洋思想十六講」「日本現代文学十二講」など。
たかせ‐じゅんこ【高瀬隼子】
[1988〜 ]小説家。愛媛の生まれ。令和元年(2019)「犬のかたちをしているもの」ですばる文学賞を受賞して小説家デビュー。「おいしいごはんが食べられますように」で第167回芥川賞を受賞した。
たかた‐さなえ【高田早苗】
[1860〜1938]教育家・政治家。江戸の生まれ。大隈重信の東京専門学校(のちの早稲田大学)の創立に参画。同校で主に憲法学を講じ、のち総長。その間、衆議院議員当選6回。第二次大隈内閣では文相を...
たかた‐ひろあつ【高田博厚】
[1900〜1987]彫刻家。石川の生まれ。高村光太郎に師事し、渡仏してロマン=ロランやルオーなどと交遊。肖像彫刻をよくし、文筆にもすぐれた。
たかた‐みのる【高田実】
[1871〜1916]新派俳優。東京の生まれ。川上音二郎一座に入り、のち河合武雄・喜多村緑郎・井上正夫らと新派全盛時代を生み出し、「新派の団十郎」といわれた。