ヤウス【Hans Robert Jauss】
[1921〜1997]ドイツの文学理論家。コンスタンツ学派の代表的理論家。文学作品において、読者の解釈を重視する「受容美学」を提唱。著「美的経験と文学的解釈学」「挑発としての文学史」など。
やえざき‐けんぎょう【八重崎検校】
[1776?〜1848]江戸後期の箏曲(そうきょく)演奏家・作曲家。京都で活躍。松浦・菊岡両検校や石川勾当(いしかわこうとう)の作曲した地歌に、三味線とは異なる旋律を箏で加えて合奏曲とするなど、...
やぎ‐じゅうきち【八木重吉】
[1898〜1927]詩人。東京の生まれ。敬虔(けいけん)なキリスト者として、詩壇の外にあって純化された詩を発表した。詩集「秋の瞳」「貧しき信徒」など。
やぎゅう‐じゅうべえ【柳生十兵衛】
[1607〜1650]江戸前期の剣術家。大和の人。宗矩(むねのり)の長男。名は三厳(みつよし)。徳川家光の信頼があつく、新陰流を究めた。諸国を多く巡歴したために、後世、さまざまな巷説(こうせつ)...
やぎゅう‐むねのり【柳生宗矩】
[1571〜1646]江戸初期の剣術家。大和の人。宗厳の五男。父とともに徳川家康に仕え、徳川秀忠に新陰流を伝授。徳川家光の信頼があつく、寛永9年(1632)総目付となり、諸大名の監視に当たった。
やぎゅう‐むねよし【柳生宗厳】
[1527〜1606]安土桃山時代の剣術家。大和の人。号、石舟斎。上泉秀綱に新陰流を学んで大成し、柳生新陰流を創始。徳川家康に兵法を伝授した。
やぎ‐よしのり【八木義徳】
[1911〜1999]小説家。北海道の生まれ。満州理化学工業に入社、大陸へ渡る。中国人工員をモデルにした「劉廣福(リュウカンフウ)」で芥川賞受賞。私小説で知られ、他に「母子鎮魂」「私のソーニャ」...
やくしん【益信】
[827〜906]平安前期の真言宗の僧。備後(びんご)の人。奈良大安寺で出家して密教や法相(ほっそう)宗を学び、東寺長者・東大寺別当となった。宇多天皇出家の際の戒師で、円城寺の開山。その法流は寛...
やぐち‐しのぶ【矢口史靖】
[1967〜 ]映画監督。神奈川の生まれ。16ミリ長編「裸足のピクニック」で劇場映画監督デビュー。男子高校のシンクロナイズドスイミング部を扱った「ウォーターボーイズ」で注目を集める。他に「ひみつ...
ヤコブ【Jacobus】
旧約聖書中の族長の一人。イサクの子。双子の兄エサウを欺(あざむ)いて長子権を奪った。神の使いと組み打ちして祝福を受け、イスラエル(神が支配する)の名を与えられた。12人の息子はイスラエル十二部...