イプセン【Henrik Ibsen】
[1828〜1906]ノルウェーの劇作家。思想劇・社会劇などにより、近代演劇の祖とされる。作「ブラン」「ペール=ギュント」「人形の家」「民衆の敵」「野鴨」など。
うえむら‐ぶんらくけん【植村文楽軒】
人形浄瑠璃の文楽座座元。 (初世)[1751〜1810]江戸時代後期の人。大坂に人形浄瑠璃座「高津(こうづ)新地の席」を創設、文楽座の基礎を築いた。 (4世)[1813〜1887]江戸後期か...
うちだ‐とむ【内田吐夢】
[1898〜1970]映画監督。岡山の生まれ。本名、常次郎。社会的に抑圧された人間の苦闘を描いた。代表作は、「生ける人形」「土」「飢餓海峡」など。
おおさわ‐ありまさ【大沢在昌】
[1956〜 ]小説家。愛知の生まれ。日本の正統派ハードボイルド作家の第一人者と評されるが、多彩なスタイルの作品でも人気を集める。「新宿鮫無間(しんじゅくざめむげん)人形」で直木賞受賞。他に「感...
かたおか‐てっぺい【片岡鉄兵】
[1894〜1944]小説家。岡山の生まれ。新感覚派からプロレタリア文学に転換。のちに検挙され転向してからは通俗小説を書いた。代表作「綱の上の少女」「生ける人形」「朱と緑」など。
かわもと‐きはちろう【川本喜八郎】
[1925〜2010]人形美術家・人形アニメーション作家。東京の生まれ。東宝撮影所美術部で映画製作に携わった後、フリーの人形美術家に転身。NHKの人形劇「三国志」「平家物語」では人形製作を担当し...
きりたけ‐もんじゅうろう【桐竹紋十郎】
文楽の人形遣い。 (初世)[1847?〜1910]大坂の生まれ。本名、小林福太郎。桐竹門十郎の子。父の名跡門十郎を継いだが、のち紋十郎と改めた。女形遣いの名手。 (2世)[1900〜1970...
きんとき【金時/公時】
源頼光の四天王の一人、坂田金時のこと。幼名は金太郎。 1 金太郎をかたどった人形。 2 《が赤ら顔であるところから》顔の赤い人。 3 甘く煮た小豆の上に、細かく削った氷を盛った食べ物。氷...
さかた‐の‐きんとき【坂田金時】
平安後期の武士。相模足柄山に生まれたと伝えられる。幼名、金太郎。源頼光の四天王の一人。後世の御伽草子などで伝説化され、五月人形となって残る。浄瑠璃・歌舞伎では快(怪)童丸の名で登場する。生没年未...
さつま‐じょううん【薩摩浄雲】
[1595〜1672]江戸前期の古浄瑠璃の太夫。初世。山城または和泉の人。通称、虎屋次郎右衛門。別名、薩摩太夫など。剃髪して浄雲と号した。沢住検校(さわずみけんぎょう)に師事。江戸に下り操り芝居...