以上/以下/以内/以外 の解説 - 小学館 類語例解辞典

以上/以下/以内/以外 の共通する意味

程度の上下、範囲の内外。

国語辞書で調べる 以上 以下 以内 以外

以上/以下/以内/以外 の使い方

以上
▽十八歳以上しか入れない ▽千円以上の品物 ▽これ以上待てない ▽予想以上の人出
以下
▽五円以下は切り捨て ▽中学生以下の学力の大学生 ▽これ以下は問題にしない
以内
▽二十分以内に立ち退(の)くように ▽一万円以内の買い物をする ▽十キロ以内
以外
▽君以外の人には頼めない ▽東京以外の大都市

以上/以下/以内/以外 の使い分け

「以上」は、数量・程度などがある基準を含んで、それより上であること。また、手紙・目録などの最後に書いて、書き終わりの意を表わしたり、「以上のとおり」のように、これまであげた事物のすべてをいったり、「知った以上、捨てておけない」「やりかけた以上は、最後までやる」のように、…のうえは、…からには、の意で用いられたりする。[英]over
「以下」は、数量・程度などがある基準を含んで、それよりも下であること。数量では、含んでいうが、優劣の比較などでは含まないことが多い。数学・法律では、含む意に用い、「未満」と区別する。また、「社長以下社員全員」のように、代表としてあげる語に付いて、それをはじめとしてそのたぐい全部を表わしたり、「以下省略」のように、これから後に述べることすべてをいったりする。[英]under
「以内」は、ある時間や数量を基準とし、その基準の内側の範囲。その限度を含んで、もっと少ない数量をいう。[英]within
「以外」は、ある範囲の外側。それを除く他の物事、そのほか。[英]except

以上/以下/以内/以外 の関連語

未満
ある一定の数に達しないこと。ある数を境にして、その数を含まずにその数より下であること。「十八歳未満入場お断り」

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#事柄・性質#全体・部分