かん・ずる【寒ずる】

の解説

［動サ変］［文］かん・ず［サ変］寒さが身に染みる。

• 「もやがすっかり晴れましたから、恐ろしく—・じて来ました」〈鏡花・玄武朱雀〉

かん・ずる【感ずる】

の解説

［動サ変］［文］かん・ず［サ変］

1. １ 外からの刺激のために、感覚器官にある感覚を起こす。「空腹を—・ずる」「暑さを—・ずる」

1. ２ 心の中にある種の気持ちを持つ。「うれしく—・ずる」「必要を—・ずる」「—・ずるところがあって」

1. ３ 心を動かされる。感動する。「深く—・じさせる演説」「善行に—・ずる」

1. ４ 計測器などが反応する。「地震計に—・ずる」

1. ５ 病気に感染する。

   1. 「いつどんな病に—・じて、こんな風に死ぬるかもしれないと」〈鴎外・妄想〉

1. ６ 感心してほめたたえる。

   1. 「平家、船ばたをたたいて—・じたり」〈平家・一一〉

1. ７ 前世の行為の報いが現れる。

   1. 「殺生の罪は現報を—・ずるなりと知るべし」〈今昔・九・二一〉

かん・ずる〔クワンずる〕【観ずる】

の解説

［動サ変］［文］くゎん・ず［サ変］

1. １ 心に思い浮かべて静かに観察する。「改めて世界の情勢を—・ずるに」

1. ２ 思いめぐらして物の真理・本質を悟る。観念する。「人生を無常と—・ずる」

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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