1 一つの文字。
2 《一文銭 (いちもんせん) の表面に文字が四つあるところから》1文の4分の1。2分5厘。〈書言字考節用集〉
3 (「一銭一字」「一文一字」などの形で)わずかな銭 (ぜに) 1文を強調する言い方。
「一文—違うても、おのれが生けておかれうか」〈浄・二枚絵草紙〉
出典:青空文庫
・・・子の手紙を見てから、一時は往来に立ったなり、夜明けを待とうかとも・・・ 芥川竜之介「アグニの神」
・・・談を聞いたと云うこの一事でも一掃されは致しますまいか。 私は、仲・・・ 芥川竜之介「二つの手紙」
・・・要なる装飾としていた一事は自分をしていよいよ深くこれらの橋梁を愛・・・ 芥川竜之介「松江印象記」